安全報告

化学品・製品安全

製品安全

クラレグループの各事業部においては、製品の安全を確実なものとするため、日々の新製品開発や変更管理(原材料の変更、製造設備や条件の変更などを対象とした製品の安全性や性能発現への影響の評価)の際に、さまざまなリスクアセスメント手法を用いた評価やそれに基づく改善を行ない、製品の安全および品質を保証しお客様へお届けしています。

かつ、全社的に安全性の検討を要する製品および開発品(体内摂取されるもの、ナノマテリアルを使用するものなど)に対して、「重要案件に関するPL審議委員会規則」に基づきCSR本部を中心に審議委員会を組織し、製品の安全性の確認を経て、開発、上市する仕組みを構築しています。2018年度も、この規則に定められた対象となる製品の開発、商品化に対して、社内有識者を集めたPL審議委員会でお客様・製品を取り扱う従業員、消費者の安全の確保と環境への影響などを審議し、適切な対策を取ることを前提に開発・商品化を進めることを決定しました。

クラレグループではこのように事業部ごとのリスクアセスメントに加え安全性に関する審議を必要とする事案のPL審議委員会による審議を通じて、お客様・消費者・従業員の皆様に対し適切な安全対策がとられた製品を供給します。

化学物質管理

クラレグループでは、ITシステムによる化学物質管理を行っています。登録した原材料や製品等の化学物質情報と、法令・化学物質の安全性情報等の外部データベースを連携させることにより、関連する法令情報や危険有害性情報の取得やSDS(安全データシート)等の作成ができる仕組みを整備し、お客様への情報提供を行っています。また、各事業部および国内グループ企業の化学物質管理責任者および実務者を対象とした定期的な情報共有の機会を設けており、日々要求レベルが高まっている国内外の管理ルールに対して遵守の徹底を図っています。

2018年度は、欧米の化学物質管理に関わる法令への対応(米国TSCA改正、欧州REACH登録等)が重要な課題となりましたが、2017年に発足させたグローバルなグループ企業との化学物質管理の連携体制の下で適切に対応しました。クラレグループでは今後も、お客様へ正確で質の高い製品情報の提供を行うための活動を進めていきます。