ごあいさつ

株式会社 クラレ 代表取締役社長 伊藤 正明
「世のため人のため」に「他人のやれないことをやる」

「世のため人のため」に
「他人のやれないことをやる」

ごあいさつ

平素より、株式会社クラレならびにクラレグループへのご理解とご支援を賜り、心よりお礼申し上げます。

本年1月1日付で代表取締役社長に就任しました川原 仁です。
世界中の社員とともに、お客様や株主の皆様をはじめとする当社グループを取り巻く全ての方にとって価値ある会社を目指して全力を尽くしてまいります。
何卒よろしくお願いいたします。

当社は、1926(大正15)年、当時の先端技術であったレーヨン(人造絹糸)の企業化を目的として創立されました。以来90余年にわたり、「世のため人のため、他人(ひと)のやれないことをやる」という使命のもと、社会的責任と独自技術の追求に邁進してきました。
第2次世界大戦後の1950年には、国内合成繊維第1号となるビニロンの工業化に成功し、日本における合成繊維の草創期を切り拓きました。その事業化に際しては、「繊維の原料から自分で手がけないと品質は良くならない」と一貫生産の技術的重要性を認識し、多くの苦難を乗り越えて原料となるポバールの自製も実現させました。このこだわりこそが、私たちクラレの原点と言えるものです。

その後、この「原料からの技術開発・生産」で培った高分子化学・合成化学の独自技術をベースに繊維から化学へ業態を変え、オリジナリティにこだわる「スペシャリティ化学企業」として、世界で競争力を持つビニルアセテート関連事業をはじめとする多くの世界シェアNo.1の事業・製品を生み出してきました。

足元の世界経済は、新型コロナウイルス感染拡大による影響で先行きが不透明な状況が続いています。このような状況下、私たちは、人々の働き方やデジタル技術活用の拡がりなど世の中の変化を常に注視し、私たち自身も現状に固執せず「変化しながら進化する」という強い意志をもって果敢に挑戦し、この難局を乗り越え、その先への道筋を確かなものにしていきます。

近年、気候変動対策やプラスチックごみ問題への対応、循環型経済への転換など、持続可能な社会の実現に対する企業の責任はますます高まっています。当社は、これからも「独創性の高い技術で産業の新領域を開拓し、自然環境と生活環境の向上に寄与する」という使命を果たしながら、社会との価値共創を図り、世の中から愛され、必要とされる「かけがえのない企業」であり続けるように、全力で取り組んでまいります。

今後とも皆さまの一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 川原 仁