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生産技術開発

膜・モジュール生産技術開発部
技術開発グループ

2010年入社

理学研究科
化学専攻修了

多くのお客さまのニーズに届く
製品やサービスの創出をめざして

ループリーダーとして
広い視野を持って開発に取り組む

技術開発グループの副長として、新しい水処理膜の研究開発や生産技術開発、水処理膜の運転システムの開発業務を行っています。入社して間もないころは研究テーマに一心不乱に取り組む日々を過ごしていましたが、グループリーダーを任されてからは、水処理業界で求められる需要、クラレの水処理技術のポジション、最新の技術動向などを正しく認識するなど、幅広い視野を持つことも求められるようになりました。「良い製品を開発する」ということは最低限必要なことで、それをいかにして市場に浸透させていくかといったビジネス寄りの視点も併せ持つよう意識しています。

分の研究・開発の成果が
製品として形になる醍醐味

2016年に上市した中空糸水処理膜モジュール<ピューリア>GLという製品は、私が主担当として、新規膜の基礎研究から量産技術開発、製品プロモーション活動まで手がけました。水処理事業には競合が多く、その中で勝ち残っていくためには他社との差別化が必要です。<ピューリア>GLは、パフォーマンスを極限まで高めるというコンセプトで開発を進めました。基礎研究でうまくいっていた実験が、量産化になるとまったくうまくいかなくなることは日常茶飯事でしたが、基礎研究から携わり、実際に上市されて販売されていくまでの過程に携われたことは、かけがえのない経験になりました。製品が初めて客先納入される前、なかなか寝つけなかった夜の期待と不安が入り混じった心情は今でも忘れられません。

ラレの製品や事業に
高い付加価値をつけるために

膜・モジュール生産技術開発部のミッションは、水処理膜の製造と販売を通じて、水環境の改善に寄与することです。つまり、“素材”の製造・販売によって水環境に貢献するビジネスなのですが、今後、クラレの成長を見据えたとき、今のビジネスにさらに高い付加価値をつけることが必要になると考えています。例えば、水処理膜を求められるお客さまは必ず一定数いらっしゃいますが、水処理膜ではなく「適切に処理された水」を必要とされているお客さまも、特に海外には多数おられます。そうしたお客さまごとのニーズに直接届く価値を提供できる、クラレをそんな総合解決力を備えた企業にしたいんです。そして、そのために自分の力を最大限に役立てたいと考えています。

Off

私のOFFの過ごし方

インドアの趣味としては、熱帯魚や水草の飼育をしています。水処理の技術や知識を水槽内の環境づくりに活かした結果、年に1回水替えをすれば十分なくらいにまでなりました。アウトドアの趣味ではゴルフを練習中で、同じ部門の人たちと一緒によくコースに行ったりしています。また、週に1~2回くらいの頻度で社会人のバレーボールサークルに参加しています。

Culture

私が見つけたクラレの文化

私は入社以来、ほかの人に比べて多くの失敗を重ねてきた自覚があります。しかし、世の中が失敗を許さないという風潮の中、上司や先輩は、チャレンジやその結果としての失敗を頭ごなしに否定することはありませんでした。「失敗をすることで、次こそ失敗をしないために自分を省みる」。この積み重ねがあってこそ、ここまで歩んで来られたのだと思います。

各社員の所属・内容は取材当時のものです。

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