トップステートメント

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代表取締役社長 川原 仁

サステナビリティ中期計画の策定

持続可能な社会の実現に向けて企業の果たすべき役割は日増しに強まってきています。クラレグループは「世のため人のため、他人(ひと)のやれないことをやる」という使命に則り、自然環境や生活環境の向上に貢献する事業を展開して参りましたが、今日、改めて世の中が直面している課題に対し具体的な解決策を提示し実行できるのかが問われています。

今回策定した2022年度から2026年度までの中期経営計画「PASSION 2026」に、前述の問いに対しクラレグループが取り組む施策とその目標を盛り込みました。当社は「PASSION 2026」の最終年度の2026年度に創業100周年を迎えます。今回の「PASSION 2026」策定に合わせて、創業100周年とさらにその先を見据え「サステナビリティ長期ビジョン」を制定し、また、サステナビリティに関連する施策を「サステナビリティ中期計画」としてここにまとめました。皆さまにお目通し頂けますと幸甚に存じます。クラレグループがここに掲げる目標を着実に達成すれば、自社およびステークホルダーの皆さまだけでなく、社会全体の繁栄(Prosperity)に貢献できると考えています。

クラレグループには全世界に11,000名を超える社員がいます。ここに掲げる「サステナビリティ中期計画」の目標を達成するためには、社員の英知を結集し、新しいイノベーションを起こすことが不可欠です。社員ひとりひとりが持つポテンシャルを最大に発揮できる安心・安全で働きがいのある職場を築き、活力と創造力のみなぎる企業体であることで、全員が持続可能な社会の実現に貢献できるよう、全力で取り組んでまいります。

今後とも皆さまのご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。