サステナビリティ中期計画 Planet

環境負荷低減 / GHG排出削減(Scope 1、2)

環境負荷低減/GHG排出削減の新たな目標はこちら

2024年のScope 1、2の総GHG排出量は2,868千トン - CO2で、イソプレン関連製品の新規生産拠点であるタイ工場の本格稼働や米国の活性炭新設備の稼働により2023年比132千トン - CO2増加しましたが、省エネ対策や生産効率化により目標としていた排出量、3,020千トン - CO2(排出量削減目標の基準年である2021年の実績値)を下回りました。また前年と同様に海外グループ会社での分離型エネルギー属性証明書(再エネ証書)の購入による電力のグリーン化を進めました。

また、米国で石炭系活性炭の製造時に副生物として発生するCO2の回収、有効利用、貯留(CCUS)を検討しています。組織横断型のプロジェクトチームを編成し、コーポレートプロジェクトとして開発を推進しています。2024年は、カルゴン・カーボン社の各工場の排出量に見合うCO2回収設備の必要能力を算出し、設備導入に向けた試験の検討を実施しました。また、パールリバー工場周辺でのCO2貯留プロジェクトをリスト化し、米国インフレ抑制法(IRA)の適用可能性を含め選択肢の検討を進めました。

※ Carbon dioxide Capture, Utilization and Storageの略。分離したCO2を利用・貯蔵する取り組み

国内では2023年に参画したGXリーグに、2023年4月から2024年3月に組み替えたGHG排出量実績を第三者保証を取得した上で報告しました。GXリーグへの参画により外部連携も視野に入れ、GHG排出量削減目標の達成を目指します。

※GXリーグは、カーボンニュートラルへの移行に向けた挑戦を行う企業群が参画する官民連携の枠組み。

詳細はPlanet 地球温暖化防止 地球温暖化防止/GHG排出量と削減の取り組み