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株式会社クラレ

株式会社クラレ(社長:川原仁、本社:東京都千代田区)はこのたび、液晶ディスプレイ(LCD)の基幹部材である偏光フィルムのベースとなる光学用ポバールフィルムの生産設備を、倉敷事業所(岡山県倉敷市)において増設することを決定しましたのでお知らせいたします。

設備増設の背景

  • LCD市場はテレビサイズの大型化の進展により、LCDパネルの面積は今後もさらなる拡大が見込まれています。
  • このような市場環境において、LCDの基幹部材である偏光フィルムのベースとして、光学用ポバールフィルムの需要は拡大基調にあることから、当社は市場への安定供給を維持するために、生産設備の増設が必要と判断しました。
  • なお今回増設する新系列は、大型偏光フィルムの生産効率向上に貢献する広幅タイプのフィルムの生産が可能な設備になります。
  • 当社は、今後も光学用ポバールフィルムのリーディングカンパニーとして、安定供給体制を確保するとともに、お客さまの多様化するニーズにお応えできるよう、新製品の開発や品質の向上に一層注力してまいります。

設備増設の概要

場所 株式会社クラレ 倉敷事業所  岡山県倉敷市玉島乙島7471
生産能力 年産 3,200万㎡
稼働時期 2024年央予定

生産能力

本増設により、現状の年産2億6,400万㎡は同2億9,600万㎡に拡大します。

当社は、創立100周年を迎える2026年までの5カ年計画として、中期経営計画『PASSION 2026』をスタートさせました。長期ビジョン『Kuraray Vision 2026』(独自の技術に新たな要素を取り込み、顧客、社会、地球に貢献し、持続的に成長するスペシャリティ化学企業)の実現に向けて、引き続き、成長に向けた投資を積極的に行っていきます。

ご参考

LCDおよび偏光フィルムの構造図(略図)

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