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株式会社クラレ

株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:伊藤正明)は、「素材のチカラで食品ロスを削減」をテーマに、12月6日から東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2018~SDGs時代の環境と社会、そして未来へ」に出展します。
2015年9月の国連サミットでSDGs(持続可能な開発目標)が採択され、国内外で社会問題解決への関心が高まる中、持続可能な社会の実現に向けた取り組みがますます盛んになっています。近年、本来食べられるはずの食料が廃棄処分されてしまう「食品ロス」が大きな社会問題となっており、その削減に向けた取り組みが進んでいます。
当社は、クラレグループ地球環境行動指針を定め、環境と安全を最優先課題とした事業活動や、地球環境改善に貢献する技術・商品の開発を行っています。当展示会では、持続可能な社会の実現に向けて、食品ロスの削減に貢献するクラレの素材や採用事例など、事業を通じた環境問題への取り組みを紹介します。

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1.展示内容について

「食品ロスを、素材のチカラでなくしたい」

食品ロスの原因のひとつは、食べられる前に消費・賞味期限切れになってしまうことです。プラスチックの中で最高レベルのガスバリア性を有する<エバール>は、マヨネーズのボトルや削り節パックなど、さまざまな食品パッケージに使用されており、酸化による劣化を防ぎ、品質を保持します。最近では、コンビニのお惣菜のトレイで採用が拡大。食品添加物に頼ることなく消費期限を伸ばして、食品ロスの削減に貢献します。

「食べられずに捨てられる穀物をなくしたい」

アジアの新興国などでは、収穫した穀物の保管や輸送時に虫の発生や酸化による品質低下が起こり、傷んで捨てざるを得ないこともあります。酸素の侵入を抑えることで、カビ、虫、湿気から穀物を守る<エバール>を使った穀物袋は、機械や薬品を使うことなく、低コストで穀物の長期貯蔵ができます。

「世界の環境問題にも、新素材開発で応えたい」

<プランティック>はでんぷんを主成分とした新しいバイオマス由来のバリアフィルムです。酸素をブロックすることで食品の消費・賞味期限を延長するだけでなく、でんぷんを熱水で溶かすことで分別やリサイクルがしやすい、サステナブルなパッケージを実現します。オーストラリアでは、食肉の包装に採用されるなど、国内外でさらなる拡大が期待されます。

2.展示会概要

名称 エコプロ2018~SDGs時代の環境と社会、そして未来へ
開催日時 2018年12月6日(木)~8日(土) 10:00~17:00
会場 東京ビッグサイト 東ホール
ブース番号 6-008

以上