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株式会社クラレ
クラレトレーディング株式会社

株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:伊藤正明)とクラレトレーディング株式会社(本社:大阪市北区、社長:村井研三)は、10月2日から東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2018 - 2018東京国際包装展 -」に出展します。「地球のために貢献しているプラスチック」をテーマに、食品ロス問題の解決に貢献する製品などを紹介します。
なお、10月4日の12時から東6セミナールームにて、「フードロス削減に貢献するバリア素材<エバール>」をテーマに、当製品の使用事例や、用途ごとの最適な銘柄選定や容器設計について説明するセミナーを開催します。

1.出展の背景

国内では、本来食べられるにも関わらず廃棄される食品ロスが大量に発生しており、その問題解決は大きな課題となっています。近年、食品ロス削減の取り組みは大きな広がりを見せており、2030年度までに食品ロスの半減を目指す東京都が、官民連携でITを活用した需要予測の実証実験を開始したり、自治体などでは余った食品を持ち寄って寄付する「フードドライブ」が注目を集めています。当社は1970年代から、ガスバリア性樹脂<エバール>を中心に、食品のロングライフ化に貢献してきました。当展示会では、食品ロス削減に貢献する製品を中心に、クラレグループが有する包装材料、技術を紹介します。

2.主な出展製品

<エバール>- EVOHガスバリア性樹脂、フィルム

プラスチックの中で最高レベルのガスバリア性を有する機能性樹脂です。<エバール樹脂>を単層製膜することで、フィルムとしても使用可能です。包装材内への酸素侵入量を最小限に抑え、酸化や腐敗による劣化を防ぐことで、食品のロングライフ化に貢献します。
炭素、酸素、水素のみで構成されるため、焼却時に有毒ガスが発生する心配もありません。

<PLANTIC(プランティック)>

バイオマス原料由来の未来型ガスバリア素材です。成形性に優れるため、主に生鮮食品のMAP包装や、生パスタなどのチルド流通食品の包装材に使用されています。高いガスバリア性により鮮度を保持することで、食品ロス削減に貢献します。2003年の商業化以降、豪州・欧米の大手スーパーチェーンなどで採用が進んでいます。

<クラペット>

ダイレクトブロー成形に適したPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂です。クラレ独自の変性処方により、溶融粘度(ドローダウン性)や融点、結晶化速度を改良して開発しました。
透明性、耐薬品性、耐衝撃性に優れた容器の成形が可能であり、衝撃などで割れやすいガラス瓶の代替として、化粧品容器等に使用されています。

繊維製品包装用ポバールフィルム

非耐電性、ノンスリップ性能を有する繊維製品包装用ポバールフィルムです。優れた透明性・光沢性・柔らかな風合いで商品を包み、高級感を演出します。

3.展示会概要

名称 TOKYO PACK 2018 - 2018東京国際包装展 -
会期 2018年10月2日(火)~5日(金) 10:00~17:00
会場 東京ビッグサイト(東京国際展示場) 東展示棟1~6ホール
ブース番号 3-44(東3ホール)

<参考資料>

クラレトレーディング株式会社 会社概要

社名 クラレトレーディング株式会社
本社所在地 大阪府大阪市北区角田町8-1 梅田阪急ビルオフィスタワー39階
代表者 代表取締役社長 村井 研三
設立 1961年10月
資本金 22億円(クラレ100%)
主な事業内容 繊維製品、樹脂、化学品の輸出入および卸売

以上