ニュース

株式会社クラレ

2月7日(水)、筑波大学附属聴覚特別支援学校の生徒さんが、クラレ東京本社へ会社見学に訪れました。この活動は、生徒さんに企業の雰囲気や仕組みに触れていただき、働くことの意味や自身の将来について考えるきっかけにしてもらおうと、2000年から毎年実施しています。また、当社9階の来客スペースでは、造形芸術科の生徒さんが制作した絵画などの作品展示を行いました。

講義を受ける生徒さんたち

当社製品の展示コーナーを見学

見学会には、造形芸術科とビジネス情報科の1年生8名と先生2名が参加しました。会社概要の説明では、社名の由来や製品ラインナップについて、真剣なまなざしでメモを取っていました。
続いて社内を見学しました。製品展示コーナーでは、普段は接点のない「素材」が自分たちの身近にあるものに使われていることに、みなさん好奇心を抱いていました。馴染みのあるバスケットボールやバレーボールに<クラリーノ>が使われていると知り、興味深そうに何度もうなずいていました。来客スペースに展示された自身の作品について、笑顔で想いを語ってもらう場面もありました。
CSRの講義では、全国のみなさんから善意でお送りいただいた使用済みのランドセルを、アフガニスタンの子どもたちへプレゼントする「ランドセルは海を越えて」の活動に関心を持ったようです。生徒さんからは「私たちもランドセルを応募できますか?」といった質問も出て、CSR活動について自分なりに考えようとする姿勢が見られました。
最後に、「働くとはどういうこと?」をテーマに、ディスカッションを行いました。「家族のため」、「視野を広げるため」など、さまざまな意見が飛び交い、働くことに対する前向きさや意欲が感じられました。

来客スペースの展示作品