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クラレファスニング株式会社
(クラレグループ)

クラレファスニング(株)(本社:大阪市、社長:田野倉 孔)は、高耐熱性を特長とするPPS(ポリフェニレンサルファイド)繊維を使用した面ファスナー<エコマジック>耐熱タイプに、2つのラインナップを新たに加えます。
4月5日からドイツ・ハンブルグ市で開催される航空機内装の展示会「エアクラフト インテリアエキスポ(Aircraft Interiors EXPO) 2016」に、クラレヨーロッパと共同出展し、新製品を含む関連製品をアピールします。

1.開発の背景

<エコマジック>耐熱タイプは、航空機内装用途で要求される難燃性、耐熱性、低発煙性、低毒性を有し、主に航空機シートや自動車用途で採用が進んでいます。今回、ラインナップを拡充したことで、衣類、インテリア、その他産業用途にも、幅広く展開していきます。

2.新製品の特長

形状 主な特長 最大幅
フック・ループ混在タイプ
  • 1本のテープでフック面とループ面の機能を兼備
  • やわらかいループ糸がフックより長く表面に出ているため肌にやさしく他素材を傷めにくい
100㎜
フック・ループ両面タイプ
  • 1本のテープにフック面とループ面を表裏に配置
  • 巻きつけるだけで結束可能
100㎜

想定用途

高耐熱性、難燃性が要求される航空機の内装材固定・シート組立て部材、消防服・飛行服、溶接現場・溶鉱炉などでの作業服、自動車・鉄道・航空機内の結束バンド、防火シャッター、建築内装材のファスニング、家電関係など

3.<エコマジック>耐熱タイプの特長

  • フック部、ループ部、基布部の90%以上にPPS繊維を使用し、難燃性、耐熱性、低発煙性、低毒性を実現した 面ファスナー
  • 高温環境下(250℃×24時間)にさらした後も、面ファスナーのくっつく力=係合力(シアー強力)は80%以上を保持
  • バックコート剤を使用していないため自己消火性があり、航空機用燃焼性試験(FAR、PART25,853a 垂直法)、自動車用燃焼性試験(FMVSS-302 水平法)に適合
  • 生産工程でのCO2発生量を従来工程より約30%削減(当社比)した環境にやさしい製品

4.展示会概要

上記製品ほか、用途によって選べる形状・材質の豊富さが魅力のプラスチック製面ファスナー<マジロック><モールドマジック>、クラレヨーロッパからPEI繊維やPVBフィルムを出展予定です。

名称 Aircraft Interiors EXPO 2016
開催日時 2016年4月5日(水)~4月7日(金) 9:00~17:00
会場 HUMBURG MESSE (ドイツ・ハンブルグ市)
ブース番号 1B-30 クラレヨーロッパ(Kuraray Europe GmbH)

ご参考

会社概要

社名 クラレファスニング株式会社
代表者 代表取締役社長 田野倉 孔
設立日 2004年10月1日
資本金 1億円
事業内容 織製面ファスナー<マジックテープ>、成形面ファスナー<マジロック>、その他面ファスナー関連商品の製造・開発・販売
本社所在地 大阪府大阪市北区角田町8番1号 梅田阪急ビルオフィスタワー40階

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