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株式会社クラレ

株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:伊藤 文大)は、倉敷事業所(岡山県倉敷市、事業所長:林 洋秀)内に建設した人工骨インプラント<リジェノス>新生産設備が完成し、稼働を開始しましたのでお知らせいたします。

<リジェノス>生産設備の概要
場所 クラレ倉敷事業所(岡山県倉敷市玉島乙島7471)
生産能力 10万個/年
<リジェノス>の特長
生体組織が侵入しやすい気孔構造
ハイドロキシアパタイト(生体骨の主成分)からなり、血流や骨細胞が製品内部に侵入しやすい独自の気孔構造を持つ。
  • 人工骨全体に対する気孔率を体積比で75%かつ、孔径が30μm以上の気孔が占める体積が人工骨全体の55%以上となる構造。<リジェノス>は一方向に連通孔(配向連通孔)が開いており、周辺骨との一体化およびインプラント内部での骨再生の補助に適した構造を有している。

人工骨インプラント<リジェノス>

μx線CT写真

今後当社は、人工骨インプラント<リジェノス>事業の拡大を通じて患者さんのQOL向上に貢献していきます。

  • 人工骨インプラントとは、病気やけがで骨移植が必要となった場合の治療に使われる製品。
    現在、国内では自家骨移植が主流となっているが、当社は患者さんの負担を軽減し、自家骨移植代替をめざして、骨欠損の補填と骨再生の補助に使用可能な人工骨インプラントを展開している。
    (<リジェノス>開発発表時のプレスリリースはこちら /news/2009/090820/
    当社は、2009年に<リジェノス>の製造販売承認を取得後、くらしき研究センターで小規模な生産を開始。

以上