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アスパラガス栽培で通路に使用の除草用
<ウォーターポイント>
柑橘類に使用した不織布シート
<ウォーターポイント>

クラレクラフレックス（株）（本社：大阪市、社長：濱 幹広）は、（株）クラレの独自繊維である親水性高強力繊維<クラロンK-Ⅱ>と超極細（ごくぼそ）高密度不織布とを一体化した農園芸用シート<ウォーターポイント>を 開発し、11月12日より本格的に発売します。柑橘類や果菜類などの生育支援に展開していきます。
この<ウォーターポイント>は、親水性高強力繊維<クラロンK-Ⅱ>と超極細高密度不織布からなる 特殊積層構造で、農作物を栽培する土壌や通路に敷く形で数年間に亘り使用することができます。特長として、（1）水・肥料成分をすばやく透過する「透水性」、（2）透過した土壌水分の蒸発を抑制する「保水性」、（3）太陽光を遮断（遮光率99％＝当社測定値）し雑草の生育を抑制する「防草性」があります。また、（4）地温上昇を抑制する「遮熱性」や、（5）シート自体の適度な伸縮により土壌の凹凸に沿いやすい「沿い性」、（6）<クラロンK-Ⅱ>の高強力性と高耐候性によって破れにくい「耐久性」もあります。これら6つの主な特長を持つ<ウォーターポイント>は、除草剤を撒けない土壌での除草作業の省力化、幼木の早期育成、樹勢の弱まった樹木の活性化など、農園芸作業を省力化・効率化し、農作物の育つ力を土台から支援していきます。

※ <クラロンK-Ⅱ>とは

クラレが開発した新規PVA（ポリビニルアルコール）繊維。溶剤湿式冷却ゲル紡糸というクラレ独自の製造技術を用いた新しいタイプの合成繊維。高強力タイプと水溶性タイプがあり、この不織布には高強力タイプが使用されている。同じPVA繊維であるビニロン同様、低伸度・耐アルカリ性・耐候性などの特徴がある。