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クラレテクノ株式会社
(クラレグループ)

始めに

クラレテクノ株式会社はクラレの関連会社として1981年に設立されました。以来、生産管理、設備管理などの経験を持つ豊富な人材によりビル管理サービス事業、生産・物流業務請負事業、人材派遣・人材紹介事業、環境・リサイクル事業、介護事業など幅広い事業を展開し、官公庁を始め多くの企業のお客様のお役に立ち信頼を戴いてまいりました。現在の従業員数は1800人。今回のお知らせは、クラレテクノ(株)岡山営業所が今年4月1日より管理・運営を始めた岡山市障害者体育センターについてのご報告です。

岡山市障害者体育センターの管理運営について

平成15年地方自治法の改正に伴い指定管理者制度が導入され、地方公共団体が設置する施設の管理運営業務が民間に委ねられることが可能となりました。岡山県、市でも平成16年から少しずつ導入が始まり、当社も各種の公募案件に応募して来ましたが、図らずも、クラレ創業者の大原家が目指した社会福祉に関連する障害者体育センターの管理運営に携わることになりました。

障害者体育センターの特徴

さまざまな障害を持つ方が優先的に利用できる、岡山市で唯一の障害者体育センターです。センター指導員やアドバイザーおよびボランティアの方々が障害を持つ方の運動をサポートします。障害者と健常者が一緒にスポーツを楽しめる場の提供です。毎水曜日が定休日ですが、それ以外の日はフル稼働の状態です。クラレテクノの従業員は5名。06年4月から9月までの6ヶ月の利用者数は9,300人。障害者と健常者の比率は5:5。

障害者体育センターでの行事(平成18年度予定)

日々の体育館使用による各種練習やレクレーション以外に(1)スポーツ講習会:車椅子バスケットボール、電動車椅子サッカー、サウンドテーブルテニス、卓球、アーチェリー等を年間16回実施(2)障害者親善スポーツ大会:年間9回実施等をサポートしています。

民営化効果発現に向けての今後の計画

サービス向上、安全性向上、運営の効率化が我々の目標です。運営開始以降、不備な部分の改善を進めています。少しずつですが以前より良くなったとの利用者の声が聞けるようになったと自負しています。今後も民間企業の新しい視点と思考で、より利用しやすく愛される施設となるよう更に改善を進めたいと考えています。
今後の具体的な改善目標は(1)小学生の福祉教育の場としての提供(2)スポーツが出来ないとあきらめている方への働きかけと仕組みつくり(3)ボランティア組織の拡大と障害者スポーツ支援体制の拡充です。また、その次の段階では、当障害者体育センターを基地にした“総合型地域スポーツクラブ”の設立を検討したいと考えています。地域に密着した障害者と健常者のスポーツ交流の場を少しずつ大きくして行くことが今後の夢です。