ニュース

クラレケミカル株式会社
(クラレグループ)

活性炭の専業メーカーであるクラレケミカル(株)(本社:大阪市、社長:港野 尚武)は、2006年7月、鶴海工場(岡山県備前市)で、環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」(*1)の認証を取得いたしました。当社の認証取得は、クラレグループでは10件目となります。この登録活動範囲は、当社の活性炭・活性炭加工品・吸着樹脂およびガス分離装置の研究開発および製造であり、これにより当社は国際的に環境対応に適していることが認められ、着実に環境対策を推進することが可能となります。

当社では、2005年12月に、次の通り「クラレケミカル(株)鶴海工場 環境方針」を制定し、これまでその運用を実施してきました。今回その実績が評価され認証取得となったものです。

<環境方針>

“Ecology&Amenity”をコンセプトに、活性炭を機軸とした技術で地球環境保全に貢献する企業であることを強く認識し、環境マネジメントシステムを通じ、全従業員が事業活動のあらゆる場面において環境の保全活動を行うと共に、それを継続的に改善していく。

<具体的内容>

  • 1. 継続的な環境改善と汚染の予防に努める。
    • (1) 廃棄物の削減および、その有効利用化を進める。
    • (2) 大気・水質汚染物質の排出削減に努める。
    • (3) 省エネ・CO2排出量削減を推進する。
  • 2. 環境関連の法規および受け入れを決めたその他の要求事項を遵守すると共に、自主管理基準を設定し、環境汚染の未然防止と予防を推進する。
  • 3. 環境目的・目標を定め、全従業員で活動を展開し、定期的に及び必要に応じて見直しを行う事により、環境マネジメントシステムの継続的改善を推進する。
  • 4. 環境情報を公開し、地域との対話に努める。

当社は、今回の認証取得に基づき、さらなる具体的な計画策定・実施のため、・廃棄物、・排水、・排ガス、・省エネの4つのワーキンググループを設定しました。このワーキンググループは、鶴海工場の生産・研究・技術の担当者からなり、各グループ10人程度で構成されています。

また、今後は、海外の生産拠点である、フィリピン合弁会社「セナプロケミカルコーポレーション」、および中国子会社「可楽麗化学(寧夏)環境化工有限公司」でも、「ISO14001」の認証取得を目指します。

クラレケミカル(株)の会社概要

1. 本社 大阪市北区梅田1-12-39 新阪急ビル
2. 社長 港野 尚武
3. 設立 1940年12月
4. 資本金 6億円
5. 売上高 121億円(2006年3月期)
6. 社員数 213名(2006年3月31日現在)
7. 株主 株式会社クラレ(100%)
8. 業務内容 粒状活性炭・粉末活性炭・繊維状活性炭・活性炭成型体・活性炭含浸シート・球状高吸水性樹脂等の製造販売、窒素ガス製造装置・活性炭再生炉の設計製造販売
*1 ISO14001とは
国際標準化機構(ISO)が定めるISO14000S(シリーズ)「環境マネジメントシステム規格」で、ISO14000Sのうちの中核となるISO14001は、環境マネジメントシステム(EMS)をどのように構築すればよいかを定めた仕様書。環境マネジメントシステムを継続的に向上させ、環境に与える有害な負荷を減少させることをねらいとする。