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株式会社クラレ

9月9日に岡山事業所(岡山市)の酢酸ビニル生産工程において発生した爆発、火災事故につきましては、近隣住民の方々やお客様をはじめとする関係各位に多大のご迷惑、ご心配をお掛けいたしました。誠に申し訳なく、謹んでお詫び申し上げます。
現時点で判明した状況および今後の対応については以下の通りです。

1. 事故の概要

(1) 事故の状況

1. 発生日時
9月9日(金)午前10時43分(午後12時13分鎮火)
2. 発生状況
岡山事業所酢酸ビニル生産工程(生産能力:15万トン/年)の「酸素ミキサー」周辺で爆発があり、破損した個所から漏れ出した原料等に引火して火災が発生しました。
3. 人的被害
事業所内外における負傷等の被害はありませんでした。
4. 操業状況
酢酸ビニル生産工程について関係当局から消防法および高圧ガス保安法に基づく一時停止命令を受け、現在操業を停止しています。

(2) 事故の原因

現在、関係当局と協力して調査中です。

(3) 被害発生額

酢酸ビニル生産工程の酸素ミキサー周辺機器、電気計装類を中心に、被害を受けた設備の簿価は約1億円であり、復旧には最大約10億円が必要と予想しています。
操業度低下等による費用増は復旧の見通しと併せて調査中です。

2. 今後の対応について

(1) 再発防止対策

今回の事故原因を徹底的に究明して、全社を挙げて設備・システムの見直し、作業標準の再確認、安全教育の徹底などの再発防止対策に真摯に取り組んでまいります。

(2) 製品供給

酢酸ビニルを原料とする各製品の供給に影響が出ないよう、設備の早期復旧に努めると共に、酢酸ビニルの購入、海外を含むグループ拠点での製品の増産等の対策に全力で取り組みます。