当社は鹿島事業所(茨城県鹿島郡神栖町)にて進めていました、LIR(液状ポリイソプレンゴム)の生産設備の増強工事(+年産1,000トン)が完了し、2004年10月より稼働を開始しましたのでお知らせいたします。(増強後生産能力:年産4,600トン)
LIRは1977年にクラレ独自のポリマー製造技術を結集して開発した粘性のある液状のポリイソプレンゴムで、現在ではタイヤを中心としたゴム製品、粘接着剤などに広く使われています。
ゴム製品の分野ではLIRを使用することにより、天然ゴムまたは合成ゴムの力学特性を低下させることなく粘度を下げることができるため、加工性、生産性の向上が図れます。このためタイヤ生産が拡大している中国を中心としたアジア地域での需要が活発化しています。さらに高機能化が進む各種ゴム部品の精密成形分野での機能添加剤としての需要が拡大しています。
一方、世界的な脱有機溶剤の流れの中、非溶剤系の接着剤として、粘接着剤や変性銘柄によるゴム製品と繊維・金属類との接着、UV硬化型接着剤原料としての需要も見込まれています。
当社は今後ともユーザーと密着した開発体制を強化し、LIRをエラストマー事業の一翼を担う製品として強化・拡大していきます。
場所 | 当社 鹿島事業所 (茨城県鹿島郡神栖町 事業所長:大崎 隆義) | ||||||
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生産能力 |
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設備投資額 | 約4億円 |
以上