社長メッセージ

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
はじめに、新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様、不自由な暮らしを強いられている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。また、過去に例を見ない災禍の最前線で、困難に立ち向かわれている医療関係者の皆様をはじめ、関係各位に敬意を表し、深く感謝申し上げます。

当第2四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年6月30日)における世界経済は、依然として新型コロナウイルス感染症による影響を受け、先行き不透明な状況が続いていますが、他の国・地域に先行して持ち直しの進む米国や中国に牽引され、景気の回復が進みました。一方で、原燃料価格の高騰に加え、部材の供給不足や物流費の上昇が企業の利益を圧迫しています。当連結累計期間における当社グループの業績は、売上高は前年同期比40,290百万円(15.4%)増の302,296百万円、営業利益は10,787百万円(55.0%)増の30,398百万円、経常利益は10,858百万円(61.6%)増の28,496百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,549百万円(27.8%)増の11,710百万円となりました。

2021年度通期の業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大は依然として続いていますが、足元の世界経済の状況および事業環境を踏まえ、2021年5月12日の第1四半期決算公表時から変更し、売上高6,100億円(+400億円)、営業利益660億円(+110億円)、経常利益610億円(+110億円)、親会社に帰属する当期純利益330億円(+30億円)としています。

当社グループは創立100周年となる2026年に向けた長期ビジョン「KurarayVision 2026」の中で、ありたい姿として「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を掲げています。「Kuraray Vision 2026」の3つの基本方針「競争優位の追求」「新たな事業領域の拡大」「グループ総合力強化」に基づく具体的施策を着実に実行し、事業ポートフォリオの最適化に取り組んでまいります。2021年度は、コロナ禍における安全・安定操業に注力するとともに、前中期経営計画「PROUD 2020」期間に決定した諸施策を着実に実行してまいります。併せて、2022年度を初年度とする次期中期経営計画の策定も進めます。

また、当社は株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題と位置づけ、持続的な業績向上を通じた利益還元の増加を基本方針としています。2021年度は前中期経営計画「PROUD 2020」期間の方針を踏襲し、親会社株主に帰属する当期純利益に対する総還元性向35%以上、かつ1株につき年間配当金40円以上としています。中間配当金は期初に予定いたしました1株当たり20円とさせていただきました。当期の年間配当金につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益の予想値330億円を前提に期初公表通り1株当たり40円とさせていただく予定です。

株主の皆様には、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2021年8月12日
代表取締役社長 川原 仁