将来就きたい職業

新1年生と親、8000人に聞いた 「将来就きたい職業、就いて欲しい職業・2002」

2002年3月

子どもの望みは男の子=「スポーツ選手」、女の子=「パン・ケーキ、お菓子屋さん」
親が希望するのは男の子=「公務員」、女の子=「看護師」
手に職をつける「職人」の人気が急伸、男児では2位に浮上

桜前線の北上とともに、新学期が近づいてきました。新1年生がピカピカのランドセルを背負って通学するのも間近です。21世紀を生き抜いていく子どもたちは将来、どのような職業を望み、親たちはどのような職に就いてもらいたいと思っているのでしょうか。
ランドセル素材として人工皮革<クラリーノ>を製造している化学メーカーの(株)クラレ(本社:大阪市)では、この春小学校に入学するため<クラリーノ>ランドセルを購入した全国の8,000人の子どもと親(子ども=男女各2,000人、親=回答した子どもの親4,000人、合計8,000人)を対象に、子どもの「将来、就きたい職業」と親の「将来、子どもに就いて欲しい職業」(1人につき1つずつ職業名を記入)を調査しました(詳細ランキングはデータご参照)。
新時代を担う子どもと親は、将来の職業観をどう捉えているのでしょうか。

男の子が希望する職業のトップは「スポーツ選手」で、例年より10ポイントも高くなっています。
2位には腕の技術で糧を得る「職人」が浮上し、希望職業にも長引く不況の影響が現れているようです。
一方、親が男の子に就いて欲しいトップ3は「公務員」「スポーツ選手」「医者」で、ここ3年順位変動はありません。親の希望でも「職人」が4位にランクアップしています。

女の子が望む職業トップ3は、「パン・ケーキ、お菓子屋」「花屋」「看護師」で、3年間変わっていませんが、5位に「芸能人・タレント・歌手・モデル」が上がり、子どもたちにも身近な存在となってきたという傾向が見られます。
親が女の子に希望するトップ5は「看護師」「公務員」「保育士」「教師」「医師」で、順位の入れ替わりはあるものの、親が女の子に希望する職業として定着しています。

参考資料

データ:男女新一年生と親の「就きたい職業、就かせたい職業」2002年版