耐震めざして

建設前の耐震対策について                               耐震補強工事についてはこちら

家・マンション・高層ビルのキーワードは、免震・耐震・制震。

特にマンション・高層ビルの場合、構造が複雑なため、
説明を聞いても「なんだか良くわからない」ことが多い。
そこで、ここではマンション・高層ビルで使用されている
コンクリートの耐震・制震の先端技術の例を簡単にわかりやすくご紹介します。


地震などの揺れによって、建物にエネルギーが加えられると、コンクリートにひび割れが発生します。
このひび割れの種類によっては、建物が倒壊するなどの問題がおこらないケースがあります。
たとえばひび割れの幅が小さければ、構造計算上建物の強度が確保されたり、内部の鉄筋に悪影響を与えないなどが考えられます。
そこで、ひび割れの幅に注目した実験を行ってみました。


構造の違う2つのコンクリート柱に同じ揺れのエネルギーを加え、耐震性に関する比較実験をしました。
実験後の柱は以下の通りとなりました。
さて、どちらのコンクリート柱の方が、より耐震性能を備えた柱と言えるでしょうか?
ヒント:ひび割れに注目!

ビニロン耐震実験


耐震補強工事について <アフタープロテクション>のご紹介

そろそろ耐震補強工事をしないとな~と思ったときに、心配事として浮かんでくるのは、

・一体コストはどのくらいかかるんだろう?
・耐震補強工事中はテナントや工場は稼働できるか?
・工事期間はどのくらいの日数がかかるのだろうか?
・騒音など近隣への迷惑はどのくらいかかるんだろう?

ということが挙げられるかと思います。


従来の耐震補強工事
従来の耐震補強工事では、大掛りな型枠の設置、重機を搬入・設置したり、ミキサー車などを用いて工事をしています。そのため高層階や狭い場所での工事が困難であったり、機械の騒音なども発生しやすい状況でした。


新材料の開発
施工会社や施主の負荷を軽減する建築材料として<アフタープロテクション>が開発されました。
<アフタープロテクション>はモルタルにビニロン繊維を添加した耐震補強用のプレミックスモルタルです。モルタルにビニロン繊維を添加する事によりひび割れ抑制性能を高めており、簡易な吹き付け装置によって施工することが可能となりました。また、『<アフタープロテクション>による湿式吹付耐震補強工法(AP工法)』として(一財)日本建築防災協会の技術評価を取得しております。


お客様にとってのメリット
(1)テナント、工場等を稼動させながら耐震補強工事をする事が可能です。
(2)通常のコンクリート打設工法に比べ、工期短縮をはかる事が可能です。
(3)ミキサー車などを設置する必要がなく、道路占有の手続き等を簡略化する事が可能です。
(4)騒音が少なく、周辺環境に配慮した工事が可能です。


主な用途
鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリートで造られた建物(テナントビル、工場、病院、マンション、学校、ホテルなど)

駅ビル耐震補強工事

テナントビル耐震補強工事

工場耐震補強工事

コンクリートに、ビニロン繊維をプラス。
暮らしには、安心をプラス。