耐震めざして

まず、柱の変形とひびに注目ください。

< 左 側 >
大きくゆがんでいますが、小さいひびが無数に入っています。

< 右 側 >
ほぼまっすぐですが、大きなひびが入っています。

ひとつひとつのひびの大きさと柱の変形具合には何か関係があるのでしょうか。


細かなひびが柱全体に発生していますが、これは地震の揺れのエネルギーを柱全体でうまく吸収していることを示しています。

大きなひびが部分的に発生していますが、これは地震の揺れのエネルギーがその部分に溜まったためで、柱全体で揺れのエネルギーを吸収できていないことを示しています。


この実験の結果、左の柱は、右の柱の10倍にもなる揺れ幅まで、その力を保っていられたのです。

この結果は、ビニロン繊維入り鉄筋コンクリートが、ビニロンを含まないものに比べ 粘り強いという特長を持っているからと考えられます。

つまり、より耐震性能がある柱は、左の細かなひびが入る柱なのです。


次世代のコンクリートは粘り強い