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製品案内(パワロン/クラテック)


クラテック/パワロンの繊維物性比重1.3

クラテック/パワロンの繊維物性

※収束有無や長さ違いの製品あり ※直径は真円換算値 ※上記は保証値ではありません


<クラテック>

RFS400X18

RF4000X30mm

<パワロン>
RMS702X6mm

REC15X12mm

RECS100LX12mm

代表的なセメント補強との比較

代表的なセメント補強との比較

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ビニロンの原料はFDAから認可されています

ビニロンの安全性

ビニロンの原料であるポリビニルアルコール樹脂は、
F.D.A(アメリカ合衆国食品医薬品局)から安全物質として認可されています。
また、化学構造は炭素、水素、酸素から成り立つもので、
燃焼時にダイオキシンやアンモニアなどの有害物質の発生はありません。

化学式

※ポリ塩化ビニールとは全く異なる構造です。

他繊維燃焼時発生ガスの毒性

●繊維から発生ガスがマウスへ与える影響

繊維から発生ガスがマウスへ与える影響

(クラレ測定)

※テスト
1)テストには各々5匹のマウスを使用
2)繊維10gを加熱炉で400℃に加熱し、その発煙ガス中にマウスを挿入
3)所定時間毎のマウスの生存数をカウント
(考察)燃焼時一酸化炭素が発生するものの、「ビニロン」は上記繊維の中で最も安全な繊維の一つと言えます。
4)生存マウスがゼロとなった時点でテストを終了。(―表示)


熱分解により発生するガス濃度(%)比較

繊維から発生ガスがマウスへ与える影響

[試料:10mg] *「繊維」,巻29(3) 1977 諏訪部ら
(考察) 「ビニロン」の原料であるPVAは炭素、水素、酸素からだけで構成されているので、燃焼時に発生するのは炭酸ガスと水のみです。

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ビニロンのセメント親和性発生のメカニズム

ビニロンのセメント親和性発生のメカニズム

アルカリ環境下において、PVA分子は金属水酸化物微粒子に付着しやすい
(H.Yokoiら, J.Am.Chem.Soc., 108,pp3358-,1986,他)

ビニロンのセメント親和性発生のメカニズム

繊維/マトリックス界面の電子顕微鏡観察
繊維:パワロンREC15(直径40μ)
マトリックス:セメント/水=100/40(重量)



ビニロンの引き抜け挙動


ビニロンの引き抜け挙動(図)

マトリックスから引きぬけた繊維の末端部分:電子顕微鏡観察写真
繊維:クラテックRF4000(直径660μ)
マトリックス:セメント/水=100/40(重量)

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耐久性

ビニロンは耐アルカリ性に優れた繊維で、ビニロンで補強されたセメント板は20年の実績を持っています。

耐久性能グラフ

ヨーロッパ各地での耐久性テストの結果は、20年経過後でも、補強性能が全く衰えていない事を示しています。

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