kuraray 株式会社クラレ


<ソフィスタ>(2)

<ソフィスタ>の快適さの秘密って何?

更新日:2004/11/15

水との相性が◎

どうして<ソフィスタ>は汗をかいてもさらっと保てるの?

<ソフィスタ>は合成繊維でありながら、天然繊維の機能をあわせ持つ繊維と言われています。それは、綿や麻のように、水との親和性が高い(水とのなじみが良い)親水基(OH基)を持っているためです。OH基は水となじみが良く、吸湿性、吸水性に加え、水分をすばやく拡散させる特長があります。そのため、汗を吸収してもすぐに乾いて、さらっとした感触が持続できるのです。

天然繊維と同じOH基を持つ<ソフィスタ>

EVOH樹脂の世界トップシェアが誇る繊維

では、天然繊維との違いは?

二重構造の芯鞘タイプの<ソフィスタ>

ズバリ、速乾性です。綿や麻は一度水を吸い込んでしまうと蒸発に時間がかかってしまいます。<ソフィスタ>はそれを速乾する機能があるのです。下の断面写真を見てください。<ソフィスタ>は、芯部分にポリエステルを、鞘部分にクラレグループの独自素材EVOH樹脂<エバール>を用いた構造をしています。繊維内部はOH基を持たないポリエステルなので水分を吸収せず、反対に繊維表面は<エバール>が持つOH基を生かして、水分にすばやくなじみ、拡散して乾燥させてしまいます。

では、なぜ涼感効果があるのでしょうか?

一つには原料の<エバール>自体が熱移動量の大きな素材だからです。木よりも、同じ温度の鉄を触った方がヒヤッとするのは、鉄の方が熱移動量が大きいという理由と同じです。もう一つは、肌から汗を吸い取り、蒸発させるときの気化熱によって衣服自体の温度が下がることです。これらのダブルの効果で「ひやっとした冷却感」を生み出しているのです。

<ソフィスタ>を使用したミズノ(株)と共同開発の「アイスタッチ」アンダーシャツ

冷却機能の比較

ブラックフォーマルにぴったり

<ソフィスタ>のほかの特長は?

光沢の美しさと発色の良さも<ソフィスタ>の魅力です。屈折率(光が入射したときに光が曲がること)が低いため、表面反射が少なく、色そのものをきれいに発色させます。今年開発したブラック<ソフィスタ>は、芯にブライト系のポリマーを使い、ナノレベルで制御されたち密な紡糸技術を用いることで、高発色で濃色効果(濃い色をより濃く見せる)を高めました。黒色を追求するブラックフォーマルで、これからは涼感効果をもプラスして快適に着こなしてもらえますよ。

これからも付加価値を求めて

今後の展望は?

<ソフィスタ>は化学反応によってOH基にさまざまな機能を付加することができます。また<ソフィスタ>は、人間の皮膚に対しての刺激性がとても低いということも最近わかってきました。人々の健康や安全、快適に役立つ付加価値を求めて製品開発を続けていきたいと考えています。