更新日:2004/8/6
冬の季節の嫌なパチパチ。これってどうにかならないの?
そうです。そして、カーボン(炭素)が導電性質を持っていることを利用してこの繊維を開発したのがクラレ。だから<クラカーボ>なんですよ。
はい。なぜ<クラカーボ>は静電気を除去できるのか。まずは静電気のことからお話します。
冬場の静電気のパチパチが起こるのは、衣類の摩擦などで電気のプラス・マイナスのバランスが崩れ、元(中性)に戻ろうとして放電する現象です。実は雷もその現象のひとつなんですよ。
<クラカーボ>は、電気を通しやすい性質なので、静電気がたまっている物のすぐそばに置くと、その導電性繊維を介して積極的に放電し、バランスを保とうとします。いわゆるアースによって直接放電するのではなく、非接触で放電するこの現象を「コロナ放電」と呼びます。
「コロナ放電」の放電量はとても小さいので、電撃や パチパチを感じることもなく、もちろん着火源にもなりません
石油や化学薬品を扱う工場、研究所、ガソリンスタンドなどですね。脱衣時などに静電気のパチパチがおきると、その火花が爆発の誘引となるのですが、<クラカーボ>はそれを防いでくれます。
もちろん、クラレの工場や、研究所用ユニフォームにも<クラカーボ>が使われています。
生地に対して、1本/3センチ程度の間隔です。ただし、精密電子部材を取り扱うクリーンルーム用のユニフォームには、もう少し多く織り込みます。半導体を扱う精密電子部材はわずかな静電気、ホコリをも嫌いますからね。
導電性物質にカーボンパウダーを使用している点です。ここに、長年にわたり培ってきたクラレの技術が生きています。特に、その存在を目立たなくするために用いられる白色の導電性繊維にカーボンパウダーを使用しているのはクラレだけで、性能、ファッション面ともに有名メーカー各社からお墨付きをいただいています。
また、厳しいテストの結果、2年間の使用にも性能の劣化がなく、常に性能を発揮することが実証されています。
<クラカーボ>の断面図
静電気防止は基本性能なので、一度(製品に)入ると外せない機能となり、需要はますます大きくなっていきます。これからは日本より気温が低く、乾燥した気候である海外にもアピールし、<クラカーボ>の特長を生かしてあらゆる繊維製品への対応を進めていきたいと考えています。
なによりも、静電気による不快感を我慢することによるストレスが一番体に悪いですからね。そんなお客さまのストレスを解消していきたいです。