kuraray 株式会社クラレ


<ブリーズライト>

どうして<ブリーズライト>は、汗をかいてもサラッと快適なの?

更新日:2008/11/17

汗をかいても、すぐに乾いてベトつきにくい。体を動かすときには、そんなウエアが快適ですよね。クラレトレーディング(株)は、通気性とドライ感に優れた新繊維素材<ブリーズライト>を開発しました。汗をかいてもサラッと過ごせるのはどうしてでしょうか?

穴が無いのに空気を通す!

ジョギングで風が当たると気持ち良いですよね。でも、天気の良い日は直射日光が暑くて・・・。

<ブリーズライト>を使用したシャツ

最近は汗を吸収しやすく、通気性を高めたスポーツウエアやインナーの開発が進んでいますね。通気性が良い生地というのは、ズバリ空気を逃がす穴が空いた生地です。その代表的なのがメッシュ生地です。でも、ただ穴があいているだけでは、直射日光を浴びて暑くなったり、紫外線で日焼けしたりしてしまいます。そこで、空気をたくさん通し、しかも遮光性を持つ新素材<ブリーズライト>を開発しました。

扁平な形にはワケがある

どんな構造をした繊維なのですか?

<ブリーズライト>繊維断面写真

右の写真を見てください。断面図にドッグボーン(犬の骨)と呼ばれる扁平な形をした繊維が見えますよね。その周りにたくさんのすき間があり、これが<ブリーズライト>の通気性を高めています。側面から見ると、特殊な糸加工により繊維がねじられた構造をしているので、どの方向からも空気を通しやすくなっています。また、この扁平の繊維は肌に接する面積が小さいため、肌へのべたつきを抑えるだけでなく、逆に大きな表面積を生かして、汗をすばやく吸水して拡散させる特長を持っています。

練り込み技術でUVケアもバッチリ!

なるほど~。では、どうやって遮光性も持たせたのですか?

<ブリーズライト>は原料であるポリエステルのポリマーにUVケア性能を持つ酸化チタンを練り込んでいます。酸化チタンはすりガラスのような性質を持ち、遮光性はもちろん、生地を透けにくくする効果があります。実は<ブリーズライト>の開発には、風の通りを良くしながら、太陽光をさえぎり、外からの視線を防ぐブラインドの構造がヒントになっているんですよ。

ユニークな着眼点ですね。<ブリーズライト>はどんなところでお目見えしますか?

スポーツメーカーのTシャツやポロシャツ、ゴルフウエアなど、来春夏から販売されます。生地として販売するには、<ブリーズライト>の特長を生かすテキスタイル化技術が求められます。ユーザーの要望に応えながら用途に合った生地を展開していきたいですね。

地球温暖化を考えたエコ素材に

今後の展望は?

将来的にはあらゆるスポーツ分野に<ブリーズライト>を展開していきたいと考えています。地球温暖化の影響からも、通気性が良い<ブリーズライト>はエコ素材として認知されていくでしょう。スポーツをはじめとするあらゆるシーンで快適に過ごしてもらえるよう、幅広い用途開拓に挑戦していきたいと思います。