仕事をする上で心がけていること

成果はもちろん大事ですが、それ以上に「人との関係」を大切にしています。「仲間との協力」「謙虚さ」「義を尽くす」は入社以来今でも私の目標でありモットーです。

name

天野雄介

job

くらしき研究センター 酢ビ系高分子研究所

major

工学研究科応用化学専攻

year

2008年入社

仕事内容、やりがい

クラレの基幹事業である酢酸ビニル系ポリマー(PVOH/EVOH/PVB)の新規素材開発を担当しています。具体的には、新しい分子設計と合成、物性評価及び用途探索などを行っています。
酢酸ビニル系ポリマーは事業としても歴史が長く、過去多くの材料開発が行われてきた中で、新たな機能化提案を行い、それをユーザーのニーズとマッチさせることの難しさを感じることもあります。一方で、開発は関連する他部署との連携も密に行っており、新素材への期待の声を聞くたびに「夢のある仕事」だと実感しています。連携、協業の中から新しい知見が得られる場合も多く、知識や人間関係の幅が広がる面でもやりがいを感じています。

仕事で一番大変だったこと

数年間開発に携わった材料がユーザーの基礎評価でなんとか合格をいただき、実機試験へと進むことが決定したときのことです。半年後には数トンの開発品を先方へ提供することが決定していたのですが、その時点では数十グラムスケールでしか材料の合成に成功しておらず、トンオーダーはおろか数リットルスケールの合成すら失敗を繰り返しているという状況でした。
当時は不思議と「納期を守らなければならない」というよりは、「せっかく高い評価をしていただいたユーザーの期待を裏切ることだけは絶対にしたくない」という気持ちだったことを覚えています。そのときは、年齢、役職、また担当する開発テーマの垣根も越えて多くの方々からアドバイスやご協力をいただき、なんとか課題をクリアして納期に間に合わせることが出来ました。困難な状況ではありましたが、だからこそチームは強く団結していましたし、各員が「自分の役割」を全うしようと必死だったと思います。
また、多くの方々が協力してくださったことは今でも感謝していますし、次は自分が逆の立場として誰かの開発の役に立ちたい、と強く思ったことを記憶しています。自分にとっては得難い貴重な経験でした。

会社の雰囲気や同僚との関係は

「世のため人のため、他人のやらないことをやる」がクラレの社訓ですが、「難しいことこそチャレンジしよう」という精神が根付いているように感じます。若い人の意見、提案を尊重し、積極的にすくいあげようとしてくれる風土があると思います。
同僚ということでは、特に同期の仲が良いです。なんでも相談できる関係ですし、皆尊敬できる人ばかりだと思います。これまでの人生にも多くの大切な出会いがありましたが、会社生活で得た人間関係は自分にとって本当に貴重な存在だと、同期との飲み会の後にはいつも思います。

学生へのエール

ものづくりにはいろいろな役割があります。基礎研究、プロセス開発、生産、マーケティング・・・製品は多くの人々の知恵と努力の結晶だと思います。自分ひとりで世界を変えられるわけではありませんが、世界を変える一つのパーツになることはできます。自分の専門分野から可能性を限定するのではなく、広い視野で自分のやりたいことを考えてみてください。その中で、クラレに興味を持っていただければ幸いです。