


自分の考えをオープンにすることです。研究における考察であれば周囲との議論による進展が期待できますし、私的な価値観でも周りに伝えておけば尊重してくれるからです。
塚原隆博
くらしき研究センター 構造・物性研究所
工学系研究科応用化学専攻
2013年入社
仕事内容、やりがい
弊社の世界No.1事業の1つである「ポバールフィルム」の機能向上に向け、機能発現の原理を明らかにする研究を行っています。幾つもの分析を駆使して、未知の構造を明らかにしていくことはとても面白いです。また、様々な専門性を持つ構造・物性研究所の所員や現場をよく知る事業部の開発担当者と議論することで、自身の理解力・考察力が深まっていくこともやりがいの1つです。
仕事で一番大変だったこと
入社2年目~3年目にかけて、1年半に渡って大学との共同研究を行ったことです。毎月1週間、大学へ出張していたため、大学と会社のそれぞれでの業務管理に苦労しました。また、共同研究の内容は未経験の分野のものだったため、一から勉強する必要があり大変でした。しかし、初めて触れる研究分野であっても、大学の講義で学んだ化学の基礎知識が役立つことを実感しました。
会社の雰囲気や同僚との関係は
職場では同部屋の所員が午前と午後に1回ずつ集まって小休憩を取るのですが、そこでの会話により、互いの理解が深まっていると感じます。それ以外では、業務に集中しているため私語は少ないですが、メリハリがしっかりしていて働きやすいです。また、独身寮では各々が自由に生活しつつ、共通の趣味がある人同士での交流を楽しんでいます。
学生へのエール
(化学系の学生向けですが)現在の研究が「高分子」や「有機合成」と異なる分野でも、クラレに入社したい思いがあれば気にしないでください。実際、私の修士論文のテーマと入社後の研究テーマとでは関連を見つけるほうが難しいですし、入社後にずっと同じ分野に留まる人はほとんどいないと思います。初めて関わる業務でも、好奇心を持って挑戦すれば心配ありません。