スタッフ
プロダクトマネージャー
としての仕事のやりがい
エバール事業部 樹脂販売部
プロダクトマネジメントグループ
髙丸 満美
2002年入社
外国語学部 中国語専攻
私の仕事

クラレの代表的なグローバルビジネスであるエバール事業。まさに世界というステージでビジネスを展開し、事業の可能性はますます大きくなっています。世界規模で生産や販売を考えていくのは中々たいへんなことですが、自分で考えて決定したことが成果となったときの達成感は大きなものがあります。

世界の動きを見すえてビジネスを考える

〈エバール〉は主に食品包装材として世界中で幅広く使用されていて、世界規模で事業を展開しています。日本および米国、ベルギーに生産拠点があり、世界の需要動向をふまえてユーザーに製品を提供しています。 それぞれの拠点には、プロダクトマネージャー(以下、PM)が一人ずついます。私は日本担当のPMとして、エバールの生産管理、そして輸出入計画に携わっています。私の上にはグローバルリーダーという上司がいて、世界3拠点の利益バランスを考えながら、生産の計画を立案しています。
ちなみに、どこの製品をどのような方法で、どの顧客へ販売するかといった計画のことを、化学や繊維の業界用語では「玉融通(ぎょくゆうずう)」と呼んでいます。
日常の仕事は、アメリカ、ヨーロッパの各PMと連絡を取りつつ、いかに効率的な玉融通となるかを考える事。もちろん生産と販売の間に入って両者の橋渡しとしての役目も欠かせません。それぞれの意見をそのまま伝えるのではなく、お互いがいわゆるwin-winの関係になるためのポイントを常に探りつつ、着地点を見出すように心がけています。 仕事の魅力は、何といっても自分で考えて決めたことがビジネスとして動いていくところにあります。日々変動する為替相場や原油価格、運送コストなどの情報を検討し計画を立案していきます。責任は重大である反面、スケールの大きな仕事に挑戦できる点にやりがいを感じています。

入社数年で密度の濃いローテーションを経験

私は学生時代に海外留学を経験していたことから、グローバルなステージで活躍できる仕事に就きたいと考えていました。就職活動では、メーカーを中心に会社訪問をする中でクラレと出会いました。何人かの社員と話をしてみて、仕事に真剣に取り組んでいる一方で、自分のライフスタイルを大切にしている人が多いように感じて、その自由な雰囲気に魅力を感じて入社を決めました。
入社後は、まずエバールカンパニーの樹脂販売部に配属となり、貿易実務を担当しました。翌年には台湾担当の営業を経験。1年後には製品開発グループに配属となり、生産管理の業務へ。2年後には新設のプロダクトマネジメントグループに移り、現在の仕事を担当しています。
このように入社して数年間の間に、営業から開発、生産の関連業務を一通り経験することができ、製品がどのようにつくられ、流通していくのかを知ることができました。これは実に貴重な経験であり、仕事のチャンスを提供してくれた会社に感謝しています。

将来は環境ビジネスのPMをめざしたい

グローバルビジネスというと、いかにも素敵な仕事のようですが、世界のスケールでビジネスを考えるということは、そう簡単なことではありません。日々さまざまな課題が発生し、それを解決する上で生産や販売、開発の各部門との調整が重要です。また、日米欧それぞれの拠点の考え方もあり、時には意見がぶつかり合うこともあります。会議の場では議論がヒートアップして言い争いのようなことが起きたりもしますが、お互いが本音を出し合うなかで課題を解決していくのはクラレらしいといえます。
この仕事を通じて、人間的にずいぶん鍛えられたと思います。少々のトラブルが生じても動じることなく、「It is not impossible, only difficult.」と解決策を冷静に考えるしぶとさが身につきました。また、PMとして一番大切なことは、結果としてエバールファミリーがハッピーになるにはどうすべきか、を考えることであり、いわば縁の下の力持ちとして任務を遂行しています。
将来の夢としては、PMとして環境対応型の素材のビジネスを展開することです。当社ではすでに太陽光発電システム向けの特殊樹脂や、水浄化に役立つ素材などを扱っています。こうした環境に役立つビジネスに携わることで社会に貢献していきたい、と考えています。

学生へのメッセージ

「今これをやっておけ!」

学生時代は勉強が大切ですが、それとともに本当の友人をつくるように努めましょう。単に仲良しの友ではなくて、何事も本音で話ができて、ときにはお互いの欠点を指摘しあえて、切磋琢磨できる友人を持つことが大切です。
また、何か一つの分野で行き詰まっても逃げ場があるように複数の「場」を自分で作るように心がけましょう。勉強だけではなく、趣味を深めることも大切です。就職することだけを考えた学生生活はもったいないと思います。 それは企業人になってからも同じで、仕事だけしかない人間は魅力がありません。特に世界というステージでは仕事人間はけっして尊敬されないのです。その点、クラレには仕事に責任をもって取り組む一方、家庭生活も大切にしている社員が多いようです。個人の尊重を何より重視する社風の現れではないかと思います。