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株式会社クラレ

当社は、独自の高分子材料を用いて開発した、曲がると電圧が発生するフィルム状のポリマーセンサ(以下、センサ)を、東京ビッグサイトで開催される展示会「センサエキスポジャパン2010」(会期:11月24日~26日)で紹介し(ブースNo.S-27)、市場開発を進めてまいります。

開発の経緯・コンセプト

  • これまで培ってきた高分子の設計・合成技術を駆使して、曲がると電圧が発生する独自の高分子材料を開発。
  • その材料を使用したセンサの市場評価を進めてきた。

主な特長

  • センサ本体の変形量に応じて、発生する電圧が増減。
  • センサ本体が変形した状態の間、ほぼ一定の電圧を継続的に発生。
  • 高い柔軟性および軽量性。
  • 加工自由度が比較的高く、用途や求められる電圧に応じて、センサ本体の形状やサイズの変更が可能。
  • センサ作動時に電源が不要。

想定分野と市場規模

  • 曲がった時の角度の検出が可能であるため、測定対象物の動きや凹凸の変化を検出するセンサとして好適。
想定分野 想定領域・用途 備考
(1)ヘルスモニタリング分野 予防医療、介護、リハビリ、スポーツ領域(人の動作や呼吸などを検出する用途) 人体に直接貼る、もしくは衣服と一体化した形で使用
(2)入力デバイス分野 ゲーム・玩具、電子機器、自動車電装品 曲げ・ひねりなど感覚的に操作可能な入力デバイス、柔軟なスイッチなど
(3)その他 モーションキャプチャ(3D表示型センサ)、ロボット部品(皮膚型変形センサ)など センサをマトリクス状に複数並べることで、対象物の凹凸形状を検出・画像化
  • 市場規模は、世界で年間約1,000億円(当社推定)。

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以上