kuraray 株式会社クラレ


ニュースリリース 2017年

1枚で2枚分のはたらき。LED照明用「拡散板レス導光板」を開発
~光をコントロールする微細なパターンで、LED照明の省スペース&高デザイン性に貢献~

2017年3月6日
株式会社クラレ

株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:伊藤正明)は、2枚の照明部材(拡散板と導光板)の機能を統合して1枚にした高機能の導光板「拡散板レス導光板」を開発しました。本製品は、拡散板を不要にできることで、従来の導光板照明よりも板厚がさらに薄くなり、施工のしやすさ、コスト削減などに貢献します。同製品を2017年3月7日~10日に開催されるライティング・フェア2017(場所:東京ビッグサイト)で初披露します。

1.「拡散板レス導光板」について

導光板とは、樹脂シートの端に光源を近接させることで、板の表面を幅広く光らせることができるパネルです。当社は、透明度の高いメタクリル樹脂シートに、クラレ独自のマスタリング(原盤製作)技術を駆使してミクロン単位の微細なパターンを成形する技術を用いて、LED照明に適した「拡散板が不要な導光板」を開発しました。

配光曲線

従来の当社導光板

画像:従来の当社導光板 100°

拡散板レス導光板

画像:拡散板レス導光板 150°

  • 配光曲線 ランプ光束1000lm
  • 1/2ビーム角(光の広がり角の一種)

配光イメージ

画像:従来の当社直下導光板の配光イメージ 従来の当社直下導光板の配光イメージ。直下照度を高くすることを目的とする。

画像:新開発の拡散板レス導光板の配光イメージ 新開発の拡散板レス導光板の配光イメージ。より広角まで明るく照らすことを目的とする。

2.「拡散板レス導光板」の特長

1 拡散板を不要にすることで、さらなる薄さを実現し、施工のしやすさ、コスト低減に貢献
従来の導光板を照明器具にする際には「拡散板」が必要でしたが、今回「拡散板」と「導光板」の役割を1枚にまとめることで部品点数削減による組立の簡素化、軽量化、薄型化、コスト低減を実現。デザインの自由度も向上しました。
電源内蔵型のLED照明では、業界トップクラスの薄さ19mm、電源別置きでは、薄さ7.5mmまで対応が可能です。
2 LED照明で課題となっていた「グレア(眩しさ)」を抑えた目に優しい光と、明るい光を両立
クラレ独自のマスタリング技術により、拡散板レス導光板でありながら、目に優しく違和感のない光を実現します。
一方で、高効率のLEDとの併用で、導光板照明としては業界トップクラスの145lm/Wの明るさも実現します。
3 好みの位置に好みの幅で照射が可能
光の向きをコントロールできるクラレ独自の技術により、好みの位置に好みの幅の光照射が可能です。
蛍光灯以上に幅広く照射することが可能となり、天井の照明台数の削減に寄与します。
  • 光の角度は、0度(直下方向)~最大+70度まで設定が可能
  • 光の幅は、最大1/2ビーム角で150度まで対応可能。

ご参考

導光板照明の構造

画像:導光板照明の断面模式図 比較 導光板照明の断面模式図 比較

開発背景

LED照明で課題となっているグレア(眩しさ)ですが、従来は反射板の形状やパネルカバーで光を拡散、光の指向性を変えることで、グレア低減が図られてきましたが、照明器具そのものが分厚くなったり、大きくなる問題がありました。今回開発した拡散板レス導光板では、光源ユニットをより軽薄化しつつ、グレアを感じさせない照明を実現することで、照明業界の常識を大きく変える可能性があります。

想定用途

  • 滞在時間が長く、眼に優しい照明が求められるオフィス・病院・介護施設等。蛍光灯からのリニューアルにも対応。
  • 限られた空間でデザイン性の高い照明が求められるホテルや美術・博物館、店舗、飲食店等。

販売目標

4年後 10億円(導光板)

展示会出展情報

ライティング・フェア2017
会期 2017年3月7日(火)~3月10日(金) 10:00~17:00 (最終日のみ16:30終了)
場所 東京国際展示場「東京ビッグサイト」 西1ホール LF1018 (株式会社飯田照明と共同出展)

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