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株式会社クラレ（社長：伊藤文大、本社：東京都千代田区）は、新潟事業所（新潟県胎内市）にて進めてきたアクリル系熱可塑性エラストマー<クラリティ>の新生産設備（年産5,000トン）がこのほど完成し、2011年11月9日に竣工式を実施しました。
当社が世界で初めて工業化に成功した<クラリティ>は、「透明性」「柔軟性」「接着性」などの特長を有し、その特長を生かした光学および成形材料分野での市場展開が有望視されています。2004年パイロットプラントを鹿島事業所に建設した後、市場開拓および量産技術の確立を進め、2010年に新潟事業所での量産設備の設置を決定しました。
<クラリティ>は現在推進中の当社中期アクションプラン「GS-Twins」の主要施策の一つである「新事業の創出・拡大」の先鋒として、市場展開を加速してまいります。
<クラリティ>生産設備の概要
| 場所 | 株式会社クラレ 新潟事業所 新潟県胎内市倉敷町2-28（事業所長：執行役員 山田 修） |
|---|---|
| 生産能力 | 年産 5,000トン |
| 設備投資額 | 約50億円 |
アクリル系熱可塑性エラストマー<クラリティ>とは
- メタクリル酸メチル（MMA）とアクリル酸ブチル（BA）のブロック共重合体
- MMAが持つ「透明性」「耐候性」とBAが持つ「柔軟性」「接着性」など双方の特長を有する熱可塑性エラストマー
- 当社が独自技術によって世界で初めて工業化に成功したオンリーワン素材
以上
