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当社は、耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>について、2011年8月15日出荷分より国内外向け価格を下記内容にて価格改定することを決定しました。
<ジェネスタ>の主要原料であるブタジエンの世界的な供給不足に伴う価格高騰に加え、各副原料の価格もさらなる高騰を続けています。また、海外向けについては円高の進行も採算悪化を助長しております。
このような状況下、当社では最大限のコスト削減を続けていますが、現在の原燃料価格の上昇および円高の進行はその範囲を超えるものであり、事業収益が国内外向けともに急速に悪化しています。
当社は今後とも安定供給を維持、採算の改善のために、下記の通り価格改定を実施することにしました。
記
| 1. 対象製品 | 耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>全製品の国内外出荷分 |
|---|---|
| 2. 改定幅 | 国内向け 85円/kg 海外向け 1.5US＄/kg |
| 3. 改定時期 | 2011年8月１5日出荷分より |
以上
<ジェネスタ>について
当社が世界で初めて工業化した独自モノマーであるノナンジアミン（炭素数9のジアミン）を使用したポリアミド樹脂（PA9T）で、耐熱性、耐光性、低吸水性、摺動性、高絶縁性、耐薬品性などに優れた特長を持っています。
電気・電子分野では、SMT（表面実装技術）の普及により、鉛フリーハンダ対応の高耐熱材料として、携帯電話、パソコン、デジタルカメラなどの用途に加え、最近では液晶テレビバックライトなどLED反射板用途での需要が大きく拡大しています。
