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株式会社クラレ

クラレグループは、具体的な目標を掲げた中期的な計画を定めて環境保全活動を進めています。また、事業活動を通じて深い係わりがある地域社会をはじめ、広く社会との交流や社会への貢献に力を注いでいます。当事業所は、以下のような取り組みを通じて企業の社会的責任である「環境保全」「社会貢献」を推進しています。

1.地球温暖化防止への取り組み

当事業所は、電動機のインバーター化、高効率電気機器への切替えなど省エネルギーにつながる設備を積極的に取り入れるほか、生産工程の効率化、冷暖房温度の調整、休憩時の消灯など管理レベルの向上に努めています。また、家庭においてもエコバックの配布や節電競争等の省エネ啓蒙活動を実施し、CO2排出量の低減に努めています。

2.省資源への取り組み

クラレグループではゼロエミッションを定義し、段階的に「廃棄物を出さない事業構造」の構築に努めています。
当事業所は生産効率の向上、廃棄物の分別強化、廃プラスチックス類のサーマルリサイクルなど資源の有効利用に努め、2005年度以降はゼロエミッションを達成しています。今後もゼロエミッションの維持に努めます。
2004年度は不要物の処分を実施し、埋立処分量が増加しました。

クラレグループの廃棄物ゼロエッミションの定義

再資源化を進め、最終埋立処分量を発生する廃棄物の1%以下とする。

3.社会貢献への取り組み

観桜会

1)観桜会

事業所内には多くの桜があり、県下でも有数の桜の名所として知られています。毎年春に地域の皆さんに桜を公開していますが、昨年も2日間で約7500名の来場がありました。樹齢70余年の古木がつくる桜並木は美しく、この地域の春の風物詩になっています。

クラレ西条杯グラウンドゴルフ大会

2)事業所福利施設開放

西条市内の中学校、高等学校および一般のスポーツ同好会に対し、事業所の体育館、野球場、陸上グランド、および武道場などの福利施設を開放しています。昨年も事業所内のグランドでグランドゴルフやゲートボールの大会が開かれ、地域の方を中心に約350名の方が参加しました。

清掃活動

3)清掃活動

毎年2回、当事業所のクラレ社員とグループ会社の社員が工場周辺の清掃(ゴミ、缶拾い)を行っています。

わくわく化学教室

4)わくわく化学教室

西条市内の小学生を対象に化学の実験を体験し、化学の楽しさを知ってもらう活動として、毎年「わくわく化学教室」を開催しています。クラレ全事業所での取り組みですが、西条では1995年にスタートし現在までに開催数46回、延べ参加者数は約1300名となっています。

ケナフの刈取り

5)ケナフの栽培で環境教育

毎年事業所内の空地を提供して近隣の小学生にケナフの栽培を経験してもらい、収穫したケナフの紙で卒業証書を作ることで環境教育に寄与しています。ケナフはアオイ科フヨウ属の一年草で、大きなものは5m程に育ち生育時に多量のCO2を吸収します。また成長が速く繊維も多いため木材パルプの代替資源として活用されています。

クラレ文庫

6)ふれあい募金活動

西条事業所では1992年から「ふれあい募金活動」を行っています。社員の給与の端数(100円未満)を集め、それと同額を会社も拠出しマッチングギフトとして地域の福祉施設へ車椅子などを寄贈しています。2007年から西条市内の小学校へ「クラレ文庫」と名付けた図書の寄贈を始めました。

ひまわり作業所

7)ひまわり作業所

2007年10月に知的障害者が就労する場を設ける目的で「ひまわり作業所」を開設しました。当初は作業員3名、指導員1名でスタートしましたが、現在作業員は6名に雇用を拡大し、指導員も2名に増やしています。作業内容はベクトラン生産工程で発生する半端糸の処理を行っています。

植樹ボランティア

8)石鎚水源の森づくりボランティア活動

西条事業所では昨年12月より「石鎚水源の森づくり」のボランティア活動に参加しています。この活動は過密な人工林で保水力が低下している石鎚水源の森を間伐し、ヤマザクラなどの有用広葉樹を新たに植樹することで保水力の高い水源の森にしていこうという活動です。

以上