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株式会社クラレ（本社：東京）は、このたび、高強力ビニロン繊維<クラロン K−Ⅱ>で商品化したトラック平シート用<パワロン−P>軽量帆布（103cm×約50m、3色）を、8月1日より本格発売します。
<パワロン−P>軽量帆布はトラックの荷台などに被せる平シート用の帆布で、<クラロン K−Ⅱ>の高強力の特徴を生かした紡績糸を100％使用して、薄くて軽いシートを実現しています。
従来の汎用品の重量が約525g/m²であるのに対し、<パワロン−P>軽量帆布は約390g/m²と25％の軽量化を実現しました（当社比）。これにより、一般的な大型平シート（面積：約80m²、幅：6m、長さ：13m）の場合、約42kgが約31kgと11㎏軽量となり、「重くてシートの上げ下ろしが大変」という現場の声に応えて、作業性を向上させるとともに燃費改善などにも貢献していきます。
クラレでは<ビニロン>や<クラロン K−Ⅱ>などの繊維資材を、これまでの水産・農業資材分野からトラック業界の幌や平シートの分野にも応用し、新規分野での研究・製品開発に積極的に取り組んで行きます。

* <クラロン K−Ⅱ>とは

クラレが開発した新規PVA（ポリビニルアルコール）繊維。溶剤湿式冷却ゲル紡糸というクラレ独自の製造技術を用いた新しいタイプの合成繊維。高強力・低伸度・耐アルカリ性などの特徴がある。