kuraray 株式会社クラレ


ニュースリリース 2006年

老朽化した既設防火水槽を完全防水でリニューアル
水槽形状に合わせた防水シート袋「KCガード」を使った
「マリンかぶせーる」を本格発売へ

2006年11月29日
ケイコン(株)
クラレプラスチックス株式会社
(クラレグループ)

コンクリート二次製品の製造・販売、総合建設業のケイコン(株)(本社:京都市、社長:荒川 均)は、クラレプラスチックス(株)(本社:大阪市、社長:岸 勝彦)が供給する防水シート袋「KCガード」を装着する工法によって、(1)オープン防火水槽を「KCガード」と鉄筋コンクリート蓋で安全で衛生的な有蓋防火水槽に、(2)漏水が心配される老朽化した有蓋防火水槽および地中埋設防火水槽を完全防水の防火水槽に蘇らせる「マリンかぶせーる」を商品化しました。12月11日よりケイコン(株)から本格発売します。

火災時の消火用水利(防火用水)には通常、自然水(河川・海・池など)、消火栓(水道水)、防火水槽(汲置き水)などがあります。このうち防火水槽は、(1)地上に露出した無・有蓋型、(2)地中埋設型の2種類があります。

これらの水槽は、常時および耐震基準値内では機能を維持するように設計されていますが、耐震基準値を超える想定外の大地震時には、ひび割れによる漏水で水槽としての機能を損なう恐れがあることが水槽の大きな課題であると、両社が認識したことが開発の動機に繋がりました。

この課題を克服した製品が地中埋設型防火水槽であるマリン防火水槽です。ケイコン(株)は1996年、耐久性・耐候性・耐アルカリ性に優れたクラレプラスチックス(株)の多層特殊シート(塩ビ系シートとポリエステル織物の積層シート、厚さ0.55mm)で防火水槽専用の「KCガード」を作り、鉄筋コンクリート構造の水槽に内包して一体化する二重構造のマリン防火水槽を開発し販売してきました。発売以来の販売累計は968基を数え、来年度には1,000基を超える予定です。既に10年を経過し漏水などの事故もなく、安全・耐久性の面でその品質が高く評価されています。

今回商品化した「マリンかぶせーる」は、全国に数多く存在する老朽化して漏水の恐れがある防火水槽(1)地上に露出した無・有蓋型、(2)地中埋設型に、「KCガード」を装着して完全防水型の耐震性防火水槽にリニューアルする工法として開発したものです。

概略の施工工程は、(1)既設防火水槽の実測 →(2)水槽の洗浄 →(3)「KCガード」の装着 →(4)鉄筋コンクリート蓋据付(有蓋化の場合) →(5)完成 という手順になります。水槽内の汚濁物処理を除いた(2) →(5)までの工期は3日間という短期間で、耐震性防火水槽に蘇ります。

  • (*) マリン防火水槽は、財団法人日本消防設備安全センターの「二次製品防火水槽認定規定」および「二次製品耐震性貯水槽認定基準」に基づく型式認定を受けています。

商品概要

1. 特長

  • (1) 露天型に蓋をかぶせて外界と遮断するので、安全性・衛生面などに優れる。
  • (2) フェンスが不用となり、美観的によくなる。
  • (3) 防火水槽にヒビ割れが生じても、多層特殊シート「KCガード」がしっかりと水を守る。
  • (4) 工期は3日間程度の短工期ですむ。(但し汚濁物処理作業を除く)
  • (5) 蓋、外装などは厳重に品質管理された工場生産のプレキャストコンクリート板なので強固。
  • (6) 蓋の強度は10kN/m²で設計しているので、緊急時に乗用車程度の乗り入れが可能。

2. 工事価格

40m³仕様で、有蓋化の場合の直接工事費は約130万円(諸経費は除く)

3. 販売目標

初年度 1億円
3年後 5億円

ケイコン(株)の会社概要

1. 本社 〒613-0903 京都市伏見区淀本町225
2. 社長 荒川 均
3. 創業 1935年10月1日(創立:1947年12月27日)
4. 資本金 3億5,000万円
5. 従業員数 215名
6. 業務内容 コンクリート二次製品の製造販売、総合建設業
(特許101件、意匠215件、商標30件)

クラレプラスチックス(株)の会社概要

1. 本社 大阪市北区梅田1-12-39(新阪急ビル9F) TEL:06-6348-9733
2. 社長 岸 勝彦
3. 資本金 1億8,000万円
4. 従業員数 175名(06年3月末時点)
5. 業務内容 ゴム・プラスチックのホースおよび各種成形品、導水管、ラミネート製品、
機能性コーティング製品、<セプトン>コンパウンドおよび成形品の製造・加工・販売