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クラレトレーディング株式会社
(クラレグループ)

クラレグループの商社部門を受け持つクラレトレーディング株式会社(本社:大阪市、社長:木村哲三)では、資源の有効利用を図り、持続可能な社会の実現と循環型社会の構築をめざす「MOTTAINAIキャンペーン」に協賛します。今回キャンペーンに協賛するのは、植林による砂漠化の防止、地球温暖化の防止など、この運動が地球環境の保全に日常のビジネスを通じて貢献できることから参加するものです。

<「MOTTAINAIキャンペーン」>
ノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイさんが、「MOTTAINAI(もったいない)」という日本語を環境保全のキーワードとして世界共通の言葉にしよう提唱したことから始まった運動。ごみを減らす「リデュース」、限られた資源を有効に使う「リユース」、資源を再利用する「リサイクル」の3Rの実践を柱とする。「MOTTAINAI」の理念をもとに販売された商品の収益の一部は、協賛企業を通じてマータイさんが創設した森林破壊による砂漠化を防止する植林運動「グリーンベルト運動」に寄付される。

当社は、オフィス、運送、病院、工場など様々の分野に向けて、難燃性、帯電防止、速乾性、防汚性、光消臭など多様な機能を持ったユニフォームを販売しています。「MOTTAINAIキャンペーン」への協賛は、この販売するユニフォームに協賛のワッペンを貼ることにより販売された商品の収益の一部を、「グリーンベルト運動」に寄付するものです。

当社は、環境配慮型製品であるペットボトル再生繊維使用製品、アスベスト代替FRC用ビニロン、非ハロゲン系洗浄剤<ファイントップ>、鉛フリーハンダ対応樹脂<ジェネスタ>、真空断熱板材用<エバール>フィルムなどの販売、オフィスでの紙の使用量削減、グリーン購入、廃棄物の分別徹底などの環境貢献活動を実践しています。また、2005年12月には、大阪・東京の営業および間接部門で、環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」の認証を取得しました。今後も社員一人ひとりの環境意識の向上を図りながら、組織としても販売ユニフォームのリサイクルの推進など積極的にこの問題に取り組んでいきます。

ユニフォーム展開(イメージ)

クラレトレーディング株式会社

設立 1961年10月
資本金 22億円(株式会社クラレ100%:2006年3月末)
社員数 322名(2006年3月31日現在)
売上高 1,217億円(2006年3月期)
事業内容 繊維資材・繊維製品・化学品・化成品等の販売
http://www.kuraray-trading.co.jp/

ご参考

『MOTTAINAI』を世界初の循環社会型環境ブランドとして展開

この度、伊藤忠商事株式会社(以下 伊藤忠)は、植林活動推進の功績によって昨年環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニアの環境副大臣、ワンガリ・マータイさんの提唱する「MOTTAINAI(もったいない)キャンペーン」(事務局:東京都千代田区、毎日新聞社)に賛同し、『MOTTAINAI』を世界初の循環社会型環境ブランドとして展開することを決定致しました。

「MOTTAINAI キャンペーン」は、昨年2月に来日したマータイさんが、「もったいない」という日本語に深く共鳴し「環境保全のキーワードとして世界共通の言葉にしよう」と提唱したことから始まった運動です。ごみを減らす「リデュース」、限られた資源を有効に使う「リユース」、資源を再利用する「リサイクル」の3Rを柱に資源の有効利用を呼び掛け、持続可能な社会の実現と循環型社会の構築を目指しています。

伊藤忠はこれまでに、様々なブランド商品化や、ライセンスビジネスに取り組んできたノウハウを最大限生かし、今回の『MOTTAINAI』キャンペーンが地球規模で取り組まれることを視野に入れ、『MOTTAINAI』事務局と協力し、環境への配慮を基準とした商品、再使用可能な商品、再利用を企画基準とした商品など3Rの理念を基に企画された商品化を行いますが、伊藤忠が得意とするコンテンツビジネス(音楽配信、映像化、商品化)など、独自の視点からも順次推進致します。既に音楽事業関連に関して、(株)スペースシャワー・ネットワークと具体的な推進を行っております。併せて、『MOTTAINAI』キャンペーンの趣旨に賛同頂ける企業各社への商品化企画支援、及びキャンペーン支援なども実施致します。尚、『MOTTAINAI』ライフスタイルの理念を基に商品化販売された商品の収益の一部は、マータイ女史が創設した「グリーンベルト運動」に寄付される事が決定しており、賛同企業各社にとっても、ビジネス展開のみならず、地球環境にビジネスを通じ貢献できることが特徴です。
「MOTTAINAI」のある生活を消費者に提案することをテーマに、ライセンシー及びキャンペーン賛同企業として、3年後に50社を目標にしております。

ワンガリ・マータイ(ケニア環境副大臣、生物学博士)
1940年生まれ。生物学者を志し、米国に留学。米ピッツバーグ大学で修士号を取得後、帰国。71年ナイロビ大学(ケニア)で東アフリカ出身の女性として初の博士号を取得した。77年に有志と「グリーンベルト運動」(非政府組織)を創設し、植林運動を開始。単なる自然保護運動ではなく、植林を通じて貧しい人々の社会参加の意識を高め、女性の地位向上を含むケニア社会の民主化に結び付けようとした。こうした姿勢は、モイ前大統領の独裁政権に弾圧の対象とされ、幾度も逮捕された経験がある。現在ケニア全土に約1500カ所の苗床を持ち、参加者は女性を中心に約8万人。植林した苗木は3000万本に達し、「植林はケニアの民主化のシンボルになった」という。02年得票率98%の圧倒的支持を得て国会議員に当選、03年から現職。04年ノーベル平和賞を受賞した。環境分野の、また、アフリカ人女性のノーベル平和賞受賞は史上初めて。05年2月の来日時に毎日新聞社編集局長とのインタビューで日本語の「もったいない」に出合い、地球環境を守る世界共通語として「もったいない」(MOTTAINAI)を世界各地で訴えている。
MOTTAINAI キャンペーン
ワンガリ・マータイ女史が提唱し、毎日新聞社などが進める環境キャンペーン。「もったいない」という日本に古くからある言葉を見直し、世界共通語にすることによって、地球環境に負担をかけないライフスタイルを広め、循環型社会の構築と持続可能な社会の実現を目指す。具体的には、リデュース(ごみ減量)、リユース(再使用)、リサイクル(再利用)の3Rを柱に、温室効果ガス排出の抑制や環境破壊の防止を呼び掛ける。仏教用語を起源とする「もったいない」という言葉が、あらゆるもののつながりを尊重する意味を持つことから、人権や平和の尊重も視野に、政府、企業、市民社会など、あらゆるステークホルダーと連携して国民的・世界的なキャンペーンとして運動を展開している。
伊藤忠商事の環境に対する取組み
伊藤忠商事は1990年7月に地球環境室を設立しました。1997年10月にはISO14001規格の要求に沿った伊藤忠商事「環境方針」を策定しました。
この中で、伊藤忠商事は国際社会の一員として地球環境問題を経営方針の最重要事項の一つとして位置づけ、企業理念である「豊かさを担う責任」を果たすべく「青い地球と経済成長の両立を図る企業活動」を行い、また「伊藤忠商事企業行動基準」に示す「環境問題への積極的取組」を推進し、このかけがえのない地球を守り広く社会に貢献することを表明しており、その実践に努力しております。