kuraray 株式会社クラレ


ニュースリリース 2005年

熱可塑性エラストマー生産設備の増強工事完了について

2005年4月18日
株式会社クラレ

当社は鹿島事業所(茨城県鹿島郡神栖町)にて進めていました、熱可塑性エラストマー(水素添加スチレン系エラストマー:当社商標<セプトン><ハイブラー>の生産設備の増強工事(+年産4,000トン)が完了し、2005年4月より稼働を開始しましたのでお知らせいたします。(増強後生産能力:年産23,000トン)

  • * 米国子会社(セプカ社:テキサス州パサディナ 年産12,000トン)と合わせた当社グループの生産能力は年35,000トンとなります。

当社の熱可塑性エラストマーは優れた弾力性を持った合成ゴムで、通常のプラスチックと同様に加熱による成形加工が可能で、自動車内装や電気機器部品、住宅部材関連等のほか、玩具、工具、文具等の身の回りにある軟質素材として広く使われています。またエンジニアリングプラスチック(自動車や電子材料として使われる耐熱性高強度プラスチック)の衝撃強度改良などの硬質プラスチックの脆さを補う改質剤用途や、粘接着性を生かした非有機溶剤系接着剤原料としても使われています。

現在、世界の水素添加スチレン系エラストマー市場の規模は年間約11万トン(2004年 当社推定)です。中でも加硫ゴム代替や軟質塩ビ代替用途が欧・米・アジアとも拡大基調にあり年率約10%の成長が続いています。また性能面では、近年ますます耐熱性、耐磨耗性、耐油性などといった高機能化が求められています。

当社は今後ともユーザーと密着した開発体制を強化し、熱可塑性エラストマー事業の強化・拡大に注力していきます。

設備増強の概要

場所 当社 鹿島事業所(茨城県鹿島郡神栖町 事業所長:大崎 隆義)
生産能力
  年産 19,000トン
今回増設分 +4,000トン 2005年4月稼働開始
年産 23,000トン
設備投資額 約15億円