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株式会社クラレ

「クラレ少年少女化学教室」イメージ

小学校高学年を対象にクラレが全国5事業所で開催している「少年少女化学教室」が、1992年11月に倉敷事業所(当時 倉敷工場)とクラレ西条(当時 西条工場)で初開催して以来、本年5月24日の岡山事業所開催で通算100回、延べ参加人数3188人となりました。

「クラレ少年少女化学教室」は合繊・化学メーカーのクラレが持つ人的、物的、学術的資源を活用して開催しているユニークな企画です。子供たちの“理科離れ”が進む中で、いろいろな化学実験を小学生に実際に体験してもらい、化学の不思議さ・楽しさに興味を持ってもらうことを目的にスタートしました。現在は倉敷事業所・クラレ西条(株)(いずれも92年11月~)、中条事業所(93年8月~)、鹿島事業所(2001年3月~)、岡山事業所(2002年6月~)の5事業所で開催し、参加者も通算で3,188人と3,000人を超えました。またこの活動は、1999年に経済産業省より「平成11年度消費者志向優良企業活動功労者表彰」を受賞しています。

この化学教室は通常学校が休日になる土曜日に開催され、指導や実験補助を担当する社員はボランティアで参加しています。講義や実験のテーマは、普段社員が生産・開発に携わっている製品に関係するものを中心に、化学反応で何かを作ってみるとか、色や形が変わるなど子供たちが興味を示しそうなものを選び、担当社員が手作りでカリキュラムを組み立てています。開催場所は事業所内の建物を化学教室専用に改造した実験室に加え、学校や地域の公民館などへも出向いて行っています。また、机・椅子、保護めがねや防護衣なども子供たちの体型に合わせて準備しています。

当社は、1991年に社会環境委員会を設置し、「地道に継続できるクラレらしい活動」「社員全員が参加できる活動」を基本方針として、様々な社会貢献活動を行っています。中でも「少年少女化学教室」は化学メーカーとしての当社の特色を生かせることから、子供たちの実験中の“真剣なまなざし”と“楽しそうな笑顔”を励みに、今後も継続して開催していきたいと考えています。

概要

1. 事業所別開催実績

「事業所別開催実績」表

開催数・参加者数は03年5月末現在

2. 最近の主なテーマ

  • フィルムの世界…フィルムを水で溶かす(倉敷事業所)
  • 水の話…バナナジュースを透明にする(倉敷事業所)
  • 繊維ってなんだろう…繊維を作る(クラレ西条)
  • スライムで遊ぼう…スライムを使った万華鏡を作る(中条事業所)
  • においの話…芳香剤をつくる、においの物質をつくる(鹿島事業所)
  • 繊維をつくる…PETボトルから繊維をつくる、合成繊維で紙をつくる(岡山事業所)