ニュース

株式会社クラレ

2001年4月1日付組織改定について

新しい世紀の初年度、2001年度は21世紀における当社の拡大・発展の羅針盤である新中期経営計画「G-21」がスタートするきわめて重要な年です。

「G-21」では、第4次中期経営計画で実施したグローバルな事業展開や積極的な設備投資など「攻めの経営」の成果発現を確実に引き継ぐとともに、激動する経営環境に対する厳しい認識の下、『独自技術によるエコフレンドリー企業』を目指し、当社グループが今後注力していく基幹事業、戦略領域を定め、成長を続けるためのシナリオを明確にいたしました。

当社は従来、組織改定を6月1日付で行ってきましたが、今年度は「G-21」の完遂を期し、次の3つの基本方針の下、「G-21」スタート日の4月1日付で行い、その具体的推進を直ちに開始することといたします。

  • (1) 事業の拡大・発展を早期に実現するための組織基盤の整備
  • (2) 市場・顧客ニーズに対応した迅速な意思決定を可能とする組織体制
  • (3) グループ全体の効率運営を目指した組織運営

組織改定の大綱は以下の通りです。

  • (1) 2年を目途に事業本部、事業部をカンパニー制に移行することを前提として、組織を市場別あるいは素材別に再編する。
  • (2) クラリーノ事業強化のため、技術・営業分野で繊維事業とのシナジーを徹底追求する。
  • (3) 電子材料事業、環境事業の拡大を期し、機能材料事業部を新設する。
  • (4) 新規事業開発本部と研究開発本部を統合、研究・事業開発本部とし、同本部のマーケットイン指向を強化する。
  • (5) 間接部門のグループ統合および効率化を目指し、事務センターを新設する。
  • (6) 工場を事業所と改称する。生産、開発、品質、コストの各般にわたる事業所長の運営管理機能ならびに責任・権限を強化する。
  • (7) 倉敷工場と玉島工場を統合し、倉敷事業所とする。