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未来との対話

代表取締役社長
川原 仁
埼玉県出身。1984年に入社後、当時の大阪本社にて繊維関連製品の海外営業を担当。6年間のドイツ駐在を含む約17年間の繊維事業での経験を経て、2002年に経営管理部に異動。2006年に<エバール>の販売部長に就任後、ポバールフィルム事業部長、ビニルアセテート樹脂カンパニー長などを歴任し、2021年から現職。

時代の先を見すえたとき、
クラレは社会の中でどのような存在をめざすのか?

時代が目まぐるしく変わる中でクラレは大きな潮流をしっかり見すえ、変化に挑戦していくことで「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を志向している。創業以来のDNAを踏まえつつ、これからどこに向かおうとしているのか。2021年、新たに社長に就任した川原仁に話を聞いた。

次代に継承するクラレの原点

クラレのDNAとはどのようなものでしょうか?
当社がどのような企業であるかを理解していただく上で、その原点を知ることが大切だと考えます。創業者である大原孫三郎は、経営者としてレーヨン事業の発展に努める一方、大原奨農会農業研究所や倉敷労働科学研究所など三つの研究所を設立し、これらを通じて社会事業にも尽力しました。また、その子息である大原總一郎は戦後の混乱期の中で、ビニロンの工業化に努めるとともに、企業と社会の関わりについていち早く取り組んできました。
私が当社のDNAとして特に着目しているのは、大原親子の先見性です。大原孫三郎が「わしの眼は十年先が見える」と語ったことに学び、時代という大きな潮流の先にあるものをしっかり見すえて、変化に挑戦していくとともに、自ら変化を起こす存在をめざすことが大切であると考えます。
また、大原總一郎は早くから「投資」と「投機」の違いを見定めて、企業としての使命を考えていたほか、公害問題などに着目して企業の社会的責任、すなわちCSRを追求した経営に取り組みました。21世紀に入ってから、世界の趨勢として企業市民として行動することの重要性が盛んに唱えられていますが、当社では1世紀近い昔からすでに取り組んできた歴史があります。私としては、こうしたDNAをしっかりと受け継ぎつつ、クラレのさらなる発展を考えていきたいのです。

新たな挑戦の始まり

クラレが培ってきた強みとは何でしょうか?
クラレの成長の歴史を振り返ると、研究開発と事業化における「新しいことへの挑戦の歴史」でした。当社第二の祖業であるビニロンの工業化では、その原料であるポバールの生産から一貫して取り組みました。当時、繊維会社が化学原料の製造まで手がけることに対し、批判も多かったのですが、それを乗り越えて事業化しました。それだけに立ち上げの苦労は尋常なものではなかったようです。
その後、イソプレン化学に取り組んだ際も、当初の構想が頓挫し、散々苦労しました。しかし、その過程でさまざまな素材と用途を開発していったことで、たとえば熱可塑性エラストマーといった独自の製品を生み出してきました。
現在、当社では多種多様なナンバーワン、オンリーワンの製品を持っていますが、その根本をたどっていくと、根っこの部分では一つにつながっていることが多いわけです。いわば「地下茎」でつながった事業を増やすことを得意としてきた当社ですが、これからの時代を見すえたとき、果たしてそれだけでよいのかと考えています。成長を果たしていくためには、お客様のニーズに基づき、高付加価値製品や用途開発を推進することで新たな需要を創出、独自技術の研鑽と外部技術の導入によって既存の事業領域から半歩踏み出した展開を図ることが必要なのです。
クラレにおける新たな潮流とはどのようなことでしょうか?
昨今の企業経営は企業市民として社会や環境への配慮だけでなく、より積極的な貢献を果たすことが求められ、その結果として長期的に成長する原動力となると同時に、持続可能な社会の形成を目指す必要があります。
そういった動向の中で、クラレは新領域の開拓に加えて、化学メーカーとして素材を製造して供給するだけでよいのか、と思っています。素材をもとにした付加価値のある製品や部材の提案など挑戦すべき課題はたくさんあります。しかも重要なことは、新たな挑戦についてこれまで以上にスピード感をもって行うという点です。
また、2015年にはバイオマス由来のバリアフィルム事業を展開するプランティック社、2018年には活性炭の世界最大手のカルゴン・カーボン社を買収しました。クラレとのシナジーを十分に活かし、今後、より世界的にニーズが高まってくる環境対応型製品を世の中に提供していく考えです。時代の要請に適った新しい価値を創出し続けることにより、持続的に発展していく企業を目指していきます。

事業家精神を発揮できる企業

これからのクラレに求められる人材像とは?
当社に必要な人材とは、失敗を恐れることなく挑戦する気概を持った方です。それとともに、創業時代のDNAに共感して、これからの社会に貢献できる事業を創出できる方です。当社では、独自の素材を生み出すとともに、そのプラントの立ち上げを自ら手がけ、さらには事業として大きく育てることまで一貫して挑戦することが可能です。実際、そのように活躍している先輩方がいます。若い皆さんも事業家精神を発揮して、未来に向けて飛躍する事業をぜひ立ち上げてほしいのです。
私自身、35年以上にわたるクラレ人生の中で、数多くのチャンスをいただき、時には大きな苦労を重ねながらも、自分自身成長してきたと考えています。2021年現在、コロナ禍により、事業環境やワークスタイルも急激に変化してきている中、クラレグループ社員一丸となってこの状況に立ち向かっており、この難局を乗り越えた先に社員一人一人の更なる成長が待っていると確信しています。皆さんにおかれましても、日常生活・学業・部活やサークル、そして就職活動にあたり、これまでとは違う新しい経験をされていると思います。私は、そのような新しい経験を通じて成長した皆様に、今度は広く世界の幸福に貢献していくため、力を貸していただきたいと願っています。

社長の実は 現役スポーツマンです!

スポーツを観るのもやるのも大好きで、学生時代は学業もそこそこに、中・高・大と軟式テニスに打ち込んできました。会社に入ってからゴルフを始め、若い時は頑張っていた時期もありましたが、最近はあまり行けていないですね。どんなスポーツでも、真剣勝負の中でのプレイヤーの機微や勝負の流れを肌で感じとることは、実際のビジネスの現場にも通じるものだと思います。クラレに入社された暁には、皆さんとラウンドできることを楽しみにしています(笑)。