kuraray 株式会社クラレ


<ジェネスタ>(LEDリフレクタ)

省エネ効果を高める耐熱系<ジェネスタ>ってなに?

更新日:2011/12/13

クラレ独自の製法技術が活躍

<ジェネスタ>について教えてください。

<ジェネスタ>は当社が世界で唯一工業化したノナンジアミンというモノマーを使ったポリマーです。この製造技術にクラレ独自の技が生きています。

身近などのようなところで使われていますか?

主に分類すると2つの用途があります。ひとつは携帯電話、パソコン、液晶テレビなどの電気製品用途。これらの電気製品に使われているコネクタやスイッチやLEDなどに使われています。もうひとつは自動車用途。金属の代替としてギアや燃料配管などに採用されています。

2011年度のミラバケッソキャンペーンでは、クラレグループの製品を未来に化ける「○○系」と表現し、<ジェネスタ>は「耐熱系」となっています。その特長は何ですか?

耐熱性能が高いという意味では、もっと高耐熱の素材はほかにもあります。しかし、コストや加工性でバランスが取れていて、その上で鉛フリーの耐熱性を持つ点が、特長だと思います。

鉛フリー化に貢献する環境にやさしい素材として注目されていますが、省エネ効果も高めると言われているのはなぜ?

<ジェネスタ>は熱や光に対しても変色しにくいことから、LEDリフレクタ用途でも採用されています。リフレクタはLEDの光を前面に集中して、輝度を上げる役割がありますが、<ジェネスタ>は効率よく光を反射し続けることができるので、LEDの長寿命化に役立っています。
液晶テレビや照明などで、これまでに採用されていた蛍光灯やCCFL(冷陰極管)からLEDに置き換わることで、省エネの効果が望めます。また、自動車部品で金属の代替として<ジェネスタ>が採用されることで、自動車の軽量化につながり、これも省エネに役立つと考えています。

○○系 進化中

1999年より、西条事業所で生産がスタートした<ジェネスタ>ですが、当時から現在に至るまで、市場ニーズの移り変わりやそれに伴う製品の用途変遷をお教えください。

事業化当初はSMT(表面実装)化が進むコネクタやスイッチ用途が主用途でした。2004年ごろからLEDの開発が本格的になり、<ジェネスタ>はLEDのリフレクタに採用されることで、新たな市場を見いだすことができました。
現在ではこれに続き自動車部品での採用が始まっています。

今後の展望は?

インタークーラータンク

まず、LED用途に関しては、携帯電話や液晶テレビのバックライトなどに続き、照明でもLED化が進んでいますので、それに伴い<ジェネスタ>の採用も広がっていくと思います。
さらに、自動車部品用途でもその耐熱性を生かしてギアやベアリングだけでなく、水周り、インタークーラータンクなどに採用が広がっています。最近では電気自動車向けにも検討が進んでいます。また、これからは繊維用途、フィルム用途での展開にも期待しています。

多くの要求性能に応えられる<ジェネスタ>だからこその展開ですね。まさに「未来に化ける新素材」。

はい。これからもいろいろと化けていくと思います。