kuraray 株式会社クラレ


<クリーンフレキ>

<クリーンフレキ>シリーズはどうして環境にやさしいの?

更新日:2004/11/15

縁の下の力持ち

<クリーンフレキ>って私たちの身近ではどんなところに使われていますか?

食品メーカーや食品加工メーカーの工場内で使われているので、一般の人が目にすることはあまりないかもしれません。食品の製造に必要な原材料などを送るホースとして使われることが多いですね。

ホースの中を食品が通るのですか?

はい。製菓工場ならお菓子の原材料などが通りますし、酒造メーカーなら製品となる日本酒・焼酎・ワインなどのほか原料アルコールも通ります。工場の設備の一部となって活躍しています。

燃やしても有害物質を出さない

見た目は普通のホースと変わりませんが、<クリーンフレキ>の特長は?

現在市場に出回っている樹脂ホースの90%以上は塩ビ製です。これに対して<クリーンフレキ>は、燃やしてもダイオキシンなどの有害物質や有毒ガスを発生しない、クラレのスチレン系エラストマー素材をベースとしています。老朽化したホースは廃棄処理するのが一般的ですが、<クリーンフレキ>は焼却が可能で、燃焼灰は元のホースの重量のわずか0.1%以下に抑えることができます。
これらが「環境対応型ホース」と言われる理由です。

<クリーンフレキ>シリーズにはどんな種類があるのですか?

食品の種類によって、食品全般用、高濃度アルコールにも耐え得る醸造用、油脂・脂肪性食品用、食品粉体用に分けられます。一口に食品と言っても形状や性質によって種類はさまざま。ホースを通る流体によってはホースが膨潤したり、ホース内部で激しい摩擦を起こしたりして事故を引き起こす危険性があります。<クリーンフレキ>シリーズは食品の性質を見極めて開発したものです。

開発の工夫とは?

(左)導電性<クリーンフレキ>
(右)油脂・脂肪性食品用ホース<クリーンフレキ>HG

油脂・脂肪性食品用ホース(=<クリーンフレキ>HG)は、耐油性樹脂を内貼りすることで、樹脂ホースの弱点であった耐油性を高め、バターや食用油など油脂・脂肪性食品に適した構造に仕上げました。 一方、食品粉体用ホース(=導電性<クリーンフレキ>)は、粉状の食品が引き起こしやすい摩擦や静電気を抑えるため、特殊導電を配合することにより、静電防止機能を発揮しています。

食品業界をほぼ網羅、新たな分野へ

今後の展望は?

酒造、しょう油、製菓、パン、乳製品などの食品メーカーのほか、たばこメーカー、製薬会社、原子力発電所でも活躍している<クリーンフレキ>シリーズは、衛生面・安全面において厳しい基準をクリアしたホースです。塩ビ製のホースに替わる商品として、さらに活躍の場を広げていきます。