kuraray 株式会社クラレ


<クラレコール>

<クラレコール>は、どうして汚れや臭いをとることができるの?

更新日:2003/9/17

吸着の秘密は微細な孔

<クラレコール>って、どんなものなんですか?

粒状<クラレコール>

<クラレコール>は、石炭やヤシ殻などを原料として製造した炭素です。<クラレコール>にも種類があり、形状によって粉末<クラレコール>・粒状<クラレコール>・繊維状<クラレコール>に分類されます。<クラレコール>には微細な孔が無数に空いています。この孔の直径は10~200Å(オングストローム)と、非常に微細なんです。1オングストロームは1千万分の 1mmですから、まさに分子レベルの孔ですね。この微細な孔の壁を表面積にすると、<クラレコール>1gあたり500~2,500m²もの面積になるんです。

すごいんですね。その微細な孔って、どうやって空けるんですか?

炭素とガス(水蒸気、二酸化炭素、空気、燃焼ガスなど)を700~1,000度の高温で反応させると、水性化ガス反応によって炭素が部分的に消耗し、それが微細な孔となるわけです。この反応操作を賦活、または活性化反応といいます。

なるほど。では、<クラレコール>はどういう仕組みで汚れや臭いをとるのですか?

<クラレコール>の微細孔のイメージ図

簡単にいうと、<クラレコール>の微細孔内部の表面に、汚れや臭いの成分など種々の物質が吸着されるわけです。臭いの成分などの多くは気体ですが、微細孔の「毛管凝縮現象」という作用によって凝縮され、液体となって吸着されるのです。気体が液体化すると、微細孔表面にたくさん吸着することができるんですよ。

ニーズにあった<クラレコール>

では、クラレの<クラレコール>の特徴はどんなところにありますか?

クラレでは、<クラレコール>を製造するのに「回分式流動層炉」という賦活炉を使用しています。これを主に採用しているのはクラレだけですが、この製造法は効率がよく安定していて、良品質で均一な<クラレコール>を生産することができます。また、賦活の時間や温度などの条件を変えるのが容易ですので、お客様のニーズにあった<クラレコール>を作りやすいのです。

なるほど。現在、<クラレコール>はどんなところに利用されているのですか。

<クラレコール>の用途は想像以上に幅広いんですよ。主な用途は別表のとおりですが、私たちの日常生活のあらゆる場面で<クラレコール>が使われている、と言っても良いでしょう。

<クラレコール>の主な用途