kuraray 株式会社クラレ


<サンブレイク>

どうやって<サンブレイク>はテント内の暑さを和らげるの?

更新日:2008/9/30

日差しを避けてテントの中に入っても、蒸し暑さでグッタリ・・・ということはありませんか?遮熱ターポリンシート<サンブレイク>は、遮熱効果を発揮してテント内の温度の上昇を抑えることができます。どのような仕組みで熱を遮っているのでしょうか?

赤外線を徹底的にはね返す

厳しい暑さが続くと、帽子や日傘で日差しをブロックしても、ジトッとした暑さに参ってしまいます・・・。

<サンブレイク>を使ったパラソル

衣服などの温度をジリジリと上昇させるのが太陽光に含まれる赤外線です。<サンブレイク>は赤外線をはね返して、シート自身に熱を溜め込まないため、その下の温度を和らげることができるのです。

どうやって赤外線を遮るのですか?

<サンブレイク>の断面図を見てみてみましょう。下のイラストで3層の素材で構成されているのがわかりますね。クラレプラスチックスの主なターポリンシートは、ポリエステル織物を合成樹脂フィルムで挟んでできています。<サンブレイク>は太陽光が当たる側の合成樹脂フィルムに赤外線を反射させる物質を含有することによって、赤外線の熱を効率的にカットしているのです。

<サンブレイク>のサンプルと<サンブレイク>の断面図

炎天下のテントにこそ室温管理が必要

どれくらいの遮熱効果があるのですか?

帆布などの従来のシートに比べて、最大で約10℃の差が実験結果で出ています。炎天下にさらされるテントでは、作業する人の環境や健康面にも気を配る必要があるため、<サンブレイク>がそのような快適な環境づくりに役立つとうれしいですね。

遮熱効果のほかにメリットはありますか?

遮熱シートには、赤外線を反射するタイプと吸収するタイプがあり、赤外線を吸収するのに「暗幕」を使うことがあります。しかし、黒色やシルバーなどの色の濃い生地は光をすべて遮ってしまい、テントの中が真っ暗になってしまいます。照明器具をつけると逆に影ができてしまい、作業効率が上がりにくいことが指摘されています。一方、<サンブレイク>は赤外線を遮りながら太陽光の明るさを取り入れられるのがポイントです。乳白色のホワイトタイプも、半透明タイプも可視光線を通すため、照明をつけなくてもテント内を明るく保つことができます。

「省エネ」をプラス

省エネや作業効率にも一役買っているのですね。これまでの苦労点は?

赤外線を吸収するのではなく、あくまで反射させることにこだわりました。合成樹脂フィルムの素材探しには樹脂メーカーの方に全面的に協力してもらいましたね。長年培ってきたクラレプラスチックスのラミネート加工技術から「この合成樹脂フィルムなら行ける」という勘を働かせました。

今後の展望は?

ターポリン素材の<サンブレイク>は、完全防水で雨風に強く、柔軟性があるという点があります。さまざまな試験を経て、建築・倉庫、リゾート・イベント、住宅や農畜産などの幅広い用途に展開していきたいと思います。