kuraray 株式会社クラレ


<ソフィスタ>(1)

<ソフィスタ>を着ると、どうして涼しく感じるの?

更新日:2003/9/17

私、汗かきなんですよ。夏場は何回も着替えないと気持ち悪くて…。

<ソフィスタ>だと夏場やスポーツシーンでも気持ちよく過ごせますよ。<ソフィスタ>は、素早く肌から汗を吸い取り、素早く蒸発させるため、汗をかいてもサラリと気持ちよく不快な状態になりにくい繊維なんです。

どうしてそんなことができるんですか?

内側がポリエステル
外側が<エバール>

<ソフィスタ>は、写真のように、クラレの独自素材であるEVOH樹脂<エバール>とポリエステルを組み合わせた繊維で、<エバール>のもつ親水基の特徴が生きるように設計されています。

親水基って何ですか?

一般に親水基にはいくつかの種類があります。<エバール>のもつ親水基はOH基というもので、H2O、つまり水の分子構造と似ているため水となじみが良く、吸湿性・吸水性・水分の拡散性などの特長をもっています。例えば、水となじみが良いOH基をもつ綿や麻のうえに水をこぼしても吸い取りますが、OH基のないポリエステルだとはじいてしまうんです。

とすると、綿や麻もOH基をもっているなら汗を拡散するはず。でも、夏場に2、3日ジーパンをはくと汗がしみ込んで重たくなるのはどうしてですか?

吸収・拡散性比較表

綿や麻は、繊維が膨潤(繊維内部が水分を吸い込んでしまうこと)して、蒸発させるのに時間がかかってしまうんです。反対に、<ソフィスタ>は繊維内部がポリエステルなので、水分を取り込まずに繊維表面で拡散させ、素早く蒸発させるので乾燥スピードが速いんです。

では、涼しく感じるのはなぜですか?

汗をかくのは、その水分が蒸発する際に熱を奪う「蒸発潜熱」の作用で体温を下げるためです。このとき<ソフィスタ>は、素早く肌から汗を吸い取り、素早く蒸発させるため、洋服自体の温度が下がります。しかも<エバール>は熱を伝えやすく、肌から熱を奪いやすいので、ダブルの効果で「冷やっとした感じ」がするんです。

<ソフィスタ>ってすごいですね。

そうなんです。さらに、化学反応によってOH基にほかの物質をくっつけて機能性を向上させることもできるんですよ。<ソフィスタ>はこれからの可能性を秘めた繊維なんです。

  • <ソフィスタ>、<エバール>はクラレの商標です