製品情報

面ファスナーの定番品

繊維・人工皮革・不織布・面ファスナー その他

<マジックテープ>

一般名称
織製面ファスナー(ポリエステル製)
使用例

<マジックテープ>は、2本の布がピタリとくっつき、着脱が自在な『魔法のテープ』という意味の商品名で、日本では1960年に(株)クラレが最初に生産・販売を開始しました。
1964年に華々しくデビューした東海道新幹線の客席のヘッドレストカバーのファスナー(留め具)に採用され、一躍注目を浴びたのをきっかけに、 その名が全国に広がりました。
今や、面ファスナーの代名詞にもなっている「<マジックテープ>」は、(株)クラレの登録商標なのです。

用途

アパレル(一般衣料・特殊衣料)、メディカル、住宅設備・インテリア用途、梱包結束資材、航空機、自動車、鉄道

特徴

長年の経験と技術が創り上げた「フック」と「ループ」からなる高品質の面ファスナーです。押えるだけでしっかり締まり、簡単に剥がせるという便利さに加え、軽くて耐久性も高く、好みのサイズにカット可能。数々の長所を備えたファスニングシステムとして、アパレル用品、家庭用品から工業用品まで、幅広い分野で活用されています。

また、従来の織製面ファスナーは係合力の維持や洗濯時のほつれによる耐久性低下を防ぐため、通常裏面に補強用バックコート剤として、有機溶剤が必要なポリウレタン系樹脂を使用していました。しかし、クラレファスニングでは環境面に配慮し、バックコート剤を使用しない「環境により優しいファスナーの新生産方式」を確立。さらにポリウレタン系樹脂を使用しないため、難燃加工を施さなくても鉄道・自動車などの難燃基準に適合します。PETボトルと同様にポリエステル素材製のため、マテリアルリサイクルが可能です。

現在ではこの新生産方式をベースに、<フリーマジック>(1本のテープにフックとループの機能が備えた<マジックテープ>)、耐熱タイプ(フック部・ループ部・基材部にPPSを使用した耐熱性・難燃性に優れる<マジックテープ>)、高破断タイプ(破断強力を向上させた高強度の結束バンド用途に適した<マジックテープ>)等、商品展開を拡大しています。

関連サイト

製品に関するお問い合わせ

<マジックテープ>についてのお問い合わせはこちら