【「クラロンK-U」水溶性タイプの基本物性1】
原綿物性表
銘柄 名目溶解温度(℃) 繊度(dtex) カット長(mm) 強度(cN/dtex) 伸度(%) 用途
WN2 20 1.7 38 6 20 ・混紡

(綿、ウール、アクリルなど)


・不織布
2.2 51 7 22
WN4 40 1.4 38 7 15
1.7 32,38
2.2 51,75B
WN6 60 1.7 51 6 16
WN7 70 1.4 38 7 12
1.7 38
2.2 51,75B
WN8 80 1.7 38 8 11
WQ9 95 1.7 38 9 11
※カット長におけるBは、バイアスカットを示す。
紡績糸銘柄 
使用原綿 名目溶解温度(℃) 綿番手 原糸強力(cN) 伸度(%) 撚方向・撚数/Inch(回)
WN2 20 20/1 690 10 Z15
40/1 280 14 Z29
WN4 40 30/1 530 9 Z17.5
50/1 320 11 Z25
80/1 180 9 S33
WN7 70 80/1 185 8 Z33

不織布銘柄(例)
タイプ 名目溶解温度(℃) 目付(g/m2 引張り強力(N/25mm) 裂断長(Nm/g) 引裂強力(N)
WN2 20 35 24 27 10
WN2(50wt.%)
+レーヨン(50wt.%)
- 30 9 12 8
WN4 40 35 23 26 11
WN7 70 35 36 41 8
*データは目付け、エンボス圧力、スピードなどの各条件によって異なります。

名目溶解温度とは、500mlのビーカーに原綿、または、紡績糸、または、不織布10gと浴比が1:30になるように蒸留水を添加し、数分間攪拌して完全溶解する温度を示します。

原綿、紡績糸、不織布の完全溶解条件は様々な要因で変化します。必ず予備試験を行い、最適な溶解条件を設定してください。 溶解性に悪影響を及ぼす例として、以下が挙げられます。
@高密度 A高重量 B強撚 C低浴比 Dアルカリ浴 E攪拌が弱い場合 など
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