kuraray 株式会社クラレ


ごあいさつ

代表取締役社長 伊藤 正明

投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当連結会計年度における経営環境は、日本では年度終盤の円安により景気回復の兆しがみられました。世界経済では、米国の景気は個人消費に加えて良好な雇用情勢が追い風となり、好調に推移しました。欧州は緩やかな景気回復が続きました。なお、英国が欧州連合からの離脱を選択したことで先行きに不透明感はあるものの、足もとでは大きな影響はありませんでした。中国経済は政府の消費刺激策が功を奏し、景気減速に歯止めがかかりました。新興国経済は景気減速が継続しました。

このような状況において、当社グループは「世界に存在感を示す高収益スペシャリティ化学企業」を実現すべく、2015年度よりスタートした中期経営計画「GS-STEP」において掲げた経営戦略を順次実行しています。

2016年度の経営成績につきましては、売上高は前年同期比36,529百万円(7.0%)減の485,192百万円、営業利益は1,749百万円(2.6%)増の67,827百万円、経常利益は1,645百万円(2.5%)増の66,181百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は4,650百万円(13.0%)増の40,400百万円となりました。

また、当社は株主に対する利益配分を経営の重要課題と位置付け、持続的な業績向上を通じた利益配分の増加を基本方針とし、2015年度から2017年度の中期経営計画「GS-STEP」期間中においては、親会社株主に帰属する当期純利益に対する総還元性向35%以上、且つ1株につき年間配当金36円以上としています。

この方針の下、当期の期末配当金は期初予想から1株につき1円増配し、1株につき21円とさせていただき、中間配当金と合計で1株につき41円(配当性向35.7%)とさせていただく予定です。

次期の年間配当につきましては、予想親会社株主に帰属する当期純利益420億円を前提に、中間配当20円、期末配当22円とし、年間配当42円(配当性向35.2%)とさせていただく予定です。

皆様には、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2017年2月8日
代表取締役社長 伊藤 正明