
当第2四半期連結累計期間(2011年4月1日~2011年9月30日)の経営環境は、前半こそ好調に推移したものの、後半は欧州の金融危機、米国の景気後退により先行き不透明感が強まりました。さらに、好調に推移していた新興国経済も調整局面に入りました。日本経済も震災からの復興が進みつつありますが、一方では原燃料の高止まり、円高の進行が懸念される状況となっています。
こうした中で当社は、震災影響により停止していた鹿島事業所の早期再開を果たし、また原燃料価格上昇に対応した価格改定を実施してきました。さらに中期アクションプラン『GS-Twins』(2009年度~2011年度)に掲げた事業拡大、成長に向けた積極的な施策も順次実行しています。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は前年同期比49億円(2.7%)増の1,856億円、営業利益は39億円(15.3%)増の294億円、経常利益は40億円(15.9%)増の290億円、四半期純利益は33億円(23.7%)増の172億円と増収増益となり、利益の各項目は過去最高を更新することができました。
『GS-Twins』の最終年度にあたる本年度は、年間売上高3,900億円、営業利益600億円、経常利益585億円、当期純利益340億円を目指し、「コア事業の世界戦略の加速」「新事業の創出・拡大」を重点課題として取り組んでいます。
その一環として、北米におけるガスバリア性樹脂<エバール>生産設備増強、国内での光学用ポバールフィルム生産設備増強などのコア事業強化策、中国でのアクアビジネスの本格展開に向けた合弁会社の設立、国内でのアクリル系熱可塑性エラストマー<クラリティ>生産設備稼働開始などの新事業拡大策を推進しています。
また、当社は株主に対する利益配分を経営の重要課題と位置付けており、『GS-Twins』期間においては連結当期純利益に対する配当性向30%以上を目標とし、持続的な業績向上を通じた増配を目指しています。この方針に基づき、中間配当金は、前年同期実績の13円から3円増配の16円とさせていただきました。なお、当期の年間配当金についても、予想連結当期純利益340億円を前提に、前年実績の27円から6円増配の33円(配当性向33.8%)とさせていただく予定です。
皆様には、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2011年10月31日
代表取締役社長 伊藤 文大