kuraray 株式会社クラレ


ごあいさつ

代表取締役社長 伊藤 正明

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当第2四半期連結累計期間(2017年1月1日~2017年6月30日)の世界経済は、引き続き政情面の不安定要素がありましたものの、為替や原油価格の動向は比較的安定しており、概ね順調に推移しました。日本経済は、企業収益が拡大し、雇用・所得の改善によって個人消費に持ち直しの動きがみられ、景気は徐々に上向いています。米国経済は、力強い雇用状況を背景に個人消費が伸長し、好調を維持しました。欧州は、英国がEU離脱を選択した後も多くの懸念材料はありましたが、足元の景気は順調に推移しています。また、中国では政府主導による諸施策の効果が表れ、個人消費も上向き傾向にあり、回復が進んでいます。新興国も順調な世界経済の影響を受け、景気回復基調にあります。

このような状況において、当社グループは「世界に存在感を示す高収益スペシャリティ化学企業」を実現すべく、2015年度よりスタートした中期経営計画「GS-STEP」において掲げた経営戦略を順次実行しています。

当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高は前年同期比7,240百万円(3.0%)増の251,340百万円、営業利益は2,863百万円(8.3%)増の37,505百万円、経常利益は2,582百万円(7.7%)増の36,264百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,611百万円(7.2%)増の23,988百万円となりました。

2017年通期の業績については、原燃料価格が年初予想より高い水準で推移していることでコストアップが見込まれるものの、多くの事業が引き続き順調であることから業績予想を上方修正し、売上高5,300億円、営業利益750億円、経常利益730億円、親会社に帰属する当期純利益460億円を見込んでいます。

また、当社は株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題と位置付け、2015年度から2017年度の中期経営計画「GS-STEP」期間中においては、持続的な業績向上を通じた利益還元の増加を基本方針とし、親会社株主に帰属する当期純利益に対する総還元性向35%以上、且つ1株につき年間配当金36円以上としています。中間配当金は期初に公表いたしました通り1株当たり20円とさせていただきました。当期の年間配当金につきましては、業績修正に伴い、年間の総還元性向35%以上にするべく、自己株式の取得や増配を検討しておりますが、現時点で利益還元方法が未定のため、年初公表の1株当たり42円(配当性向35.1%)に据え置かせていただいております。

株主の皆様には、今後とも一層のご理解とご支援賜りますようお願い申し上げます。

2017年8月9日
代表取締役社長 伊藤 正明