kuraray 株式会社クラレ


ランドセル事情

2011年「ランドセル」購入者アンケート

2011年3月

長期使用が定着 9割が6年生まで使用、購入動機では「丈夫さ」が大幅増

6年生までランドセルを使用している割合

ランドセルの素材などに使用される人工皮革<クラリーノ>を製造販売している株式会社クラレ(本社:東京都千代田区 社長:伊藤 文大)は毎年、全国の<クラリーノ>製ランドセル購入者を対象にアンケート調査を実施しています。
このたび、すでにランドセルを購入した400名(2011年1月8日までに到着したアンケートハガキより男女各200名を無作為抽出)のデータを集計し、昨年のデータとも比較しました。
今回の調査では、昨年比11.7ポイント増の90.2%が小学6年生までランドセルを使い続けるとしており、購入動機で「丈夫さ」を重視する傾向が強まっていることとあいまって、ランドセルの長期使用が定着してきているといえそうです。

調査結果 解説

1. 昨年並みの約3割が「贈答」による入手

まず、購入したランドセルが「贈答」なのか「購入」したものかについて聞いたところ、3人に1人が「贈答」(33.3%)と回答、約7割が「購入」(66.7%)です。
「贈答」の約3割は、ここ4年を見てもほとんど変わらない比率となっており、ランドセルは確固たる「贈答市場」を形成しています。

  • 「購入」=親(父母)が買い求めたケース 「贈答」=親以外の人が買い求めたケース

2. ランドセル選びは子ども主導・・・女児の約7割、男児の過半数が自分で選ぶ

ランドセル購入に当たって選択したのは誰だったかを聞いてみました。
子どもによる選択は60.2%、ここ6年間子ども主導の傾向は変わっていません。今回の調査では男児の選択は54.5%、一方で女児の選択は、昨年より1.0ポイント下がって66.0%。男児に比べて女児が選択する割合が高い傾向は、調査開始以来変わっていません。

3. 「インターネット」経由での購入が伸張

「ランドセル」の購入先はどこだったのでしょうか。
(1)量販店(44.8%)が昨年より若干(1.6ポイント)シェアを伸ばしてトップの座を守っており、(2)百貨店が1.8ポイントダウンの21.7%で続きます。
(3)インターネット(17.0%)が、2006年の初登場以来シェアを伸ばし続けており、流通手段として着実に消費者の信頼感と安心感を獲得している様子がうかがえます。

4. 購入動機は「軽さ」「色」「機能」と「丈夫さ」

<クラリーノ>製ランドセルを購入した理由を聞いたところ、トップは(1)軽いからの38.5%、これは調査開始以来変わっていません。次の(2)色が気に入った(27.5%)は昨年より4.3ポイント減少したものの、選択理由の大きな要素となっています。続いて、(3)機能がすぐれている(23.5%)は昨年より3.2ポイント上昇、(4)丈夫だから(19.5%)も昨年比7.2ポイントと大幅に上昇している一方で、(5)価格が手ごろ(15.5%)が10.5ポイントダウン。「価格」は、リーマンショック前の08年調査では17.3%でしたが、その後の景気後退が影響してか、09年22.0%、10年26.0%と上昇基調にありました。今回のポイントダウンは、景気回復の兆しともいえそうです。 また、(8)キャラクターが気に入った(4.8%)が昨年より9.0ポイント減少、ここ数年のキャラクター人気は落ち着いてきたようです。

5. 男児の「黒」は約6割、女児は約8割が「赤以外」でピンク系が半数

何色のランドセルを購入したかの質問では、男児の「黒」は6割(57.0%)、女児の「赤」は2割(22.5%)。男児の「黒」比率が、ここ数年50%台後半で下げ止まっており、カラー化の流れは、男児では落ち着きを見せています。
男児の「黒以外」では、(1)青系(19.0%)に次いで(2)紺系(15.0%)、(3)緑系(4.0%)となっています。女児の「赤以外」では、(1)ピンク系が50.0%となっており、いまや「赤」に変わる定番色といえます。以下(2)青系(12.0%)、(3)紫系(8.0%)、(4)茶系(4.5%)となります。今年は紫(パープル)系が新カラーとして登場、いきなり8.0%を占める人気振りです。

6. 購入価格の全体平均は36,600円 昨年より2,400円上昇

購入価格は、全体平均が36,600円で、昨年より2,400円高です。デフレ傾向の世の中にあっても、デザインや機能性に工夫を凝らし個性を表現できるランドセルの人気は高く、価格は例年通り上昇傾向(07年=28,300円、08年=32,900円、09年=33,600円)にあります。男児(35,200円)より女児(38,100円)の方が2,900円ほど高くなっています。

7. 9割が6年生までランドセルを使用

近所の小学生が何年生ぐらいまでランドセルを背負って通学しているかを聞いてみました。
90.2%が6年生までと答えており、昨年から11.7ポイントと大幅に増加しています。小学6年生までランドセルを使用する傾向はかなり強まっており、07年(67.5%)から今回まで段階的に伸びています。

参考資料

ご参考(1):ランドセルを選ぶ時のチェックポイント

アンケート調査の結果からも分かるように、多くの消費者が6年生までの長い期間使用することを念頭に置いています。それだけに“丈夫で長持ち”する品質と子どもの体に負担をかけない“軽量性”、長期間の使用で“飽き”がこない色、デザインなども留意点です。

  • (1) 軽さや素材への信頼性、丈夫さ、仕上げの良さ
  • (2) 背負いバンドや留め金がしっかりしていること
  • (3) マチ部分の縫い目が揃っていて糸がはじけたりしていないこと
  • (4) 錆びやすい金具類が少ないこと
  • (5) 売場で実際に背負わせてみて、子どもの身体にフィットしているかどうか
  • (6) 成長しても背負いベルトに余裕があるもの
ご参考(2):「ランドセルは海を越えて」キャンペーン

小学校を卒業すると想い出がたくさん詰まったランドセルは、まだまだ使えるにもかかわらず物置や押入れ等に保管されているケースがほとんどです。そこで、6年間頑張ってくれた使用済みのランドセルにノート・えんぴつ・ボールペン・クレヨン等の文具を入れて、世界で最も物資が不足している国のひとつであるアフガニスタンなどの子どもたちにプレゼントするという活動が、「ランドセルは海を越えて」キャンペーンです。
2004年からスタートしたこの活動により、昨年までに7万個以上のランドセルが海外の子どもたちにプレゼントされました。
8年目を迎えた2011年も、1月10日から応募受付を開始しています。各所から集められたランドセルは、クラレが送料を負担してアフガニスタンなどに送り届けられます※。
(※国内の集荷場所までの送料は、ランドセルのご提供者様にご負担いただきます)

応募受付先、過去の活動など詳しくは以下のページをご覧下さい。
http://www.kuraray.co.jp/csr/randoseru/

主催 (株)クラレ http://www.kuraray.co.jp/
後援 (財)ジョイセフ http://joicfp.or.jp/jpn/randoseru/index.shtml
(社)日本かばん協会・ランドセル工業会 http://www.randoseru.gr.jp/

以上