2002年3月
約3人に1人が「贈答」、品選びは約4割が「母親」も3人に1人は子どもが選択
(株)クラレでは毎年、<クラリーノ>ランドセル購入者を対象にアンケート調査を実施しています。年末から2月にかけてすでにランドセルを購入した人500名(2月15日までに到着した購入者アンケートより男女使用者各250名を無作為抽出)のデータを集計し、昨年(サンプル数400名)、一昨年(同200名)のデータとも比較してみました。
まず、近所の小学生が何年生ぐらいまでランドセルを背負って通学しているかを聞いてみました。
7人に1人は「一概にいえない」(13.2%)と回答しているものの、3人に2人が(1)6年生(65.0%)までと、ランドセルは小学生の最高学年まで使用されるケースが多いようです。次いで、7人に1人が(2)3~4年生(13.2%)、(3)5年生(6.4%)までというのは1割を切っています。
多くの購入者は、まわりの状況からランドセルは6年という長い期間の使用を念頭に置いて品定めをしているものと想定されます。
購入したランドセルが「贈答用」か「自己使用」なのかについて聞いたところ、約3人に1人が「贈答用」(32.4%)と回答、「自己使用」は3人に2人(67.6%)です。
昨年、一昨年のデータでも「贈答用」約3人に1人の割合で、この傾向はあまり変わっていません。小学校入学を記念してランドセルをプレゼントするというのは定着した“おつきあい”となっているようです。
男女別に見ると、贈られるケースは女児より男児の方が多い傾向('00年=男児 41.0%、女児=24.0%)にありましたが、次第に男女均衡する状況('02年=男児 34.4%、女児=30.4%)にあります。
ランドセル購入に当たって選んだのは誰かを聞いてみました。
一番多いのは(1)母親(39.4%)で、約4割です。これは女児(35.2%)より男児(43.6%)の方に多く、男児の場合は父親の比率が2割(17.6%)と高くなります。同性同士の意志の疎通があるようです。
次いで、3人に1人は(2)子ども(33.6%)が自分で選んでおり、男児(22.0%)より女児(45.2%)の方が自分で選ぶケースは多く、子どもの選択権は大きくなっています。
(3)父親(13.2%)が選ぶケースは1割強で、子どもの新入学に対する関心の高さが現れています。(4)祖母(7.2%)は(5)祖父(7.2%) よりやや多くなっています。
いち早く「ランドセル」を購入した人は、どこで買ったのでしょうか。
4割強が(1)スーパー(42.8%)、5人に1人が(2)百貨店(21.4%)、10人に1人が(4)カバン専門店(9.8%)で購入しています。昨年との比較では、スーパーの伸び(+8.8ポイント)が目立ちます。
また、就学前に(3)幼稚園・保育園(14.0%)の斡旋で購入しているケースも1割強となっています。(5)ホームセンター(6.8%)や(6)家具店(5.2%)、(7)通信販売(5.0%) などの新たな流通経路を活用する人も少なくなく、ランドセルは早い時期からいろいろな場所で販売が始まっているようです。
<クラリーノ>製ランドセルを選択した理由を聞いたところ、3人に2人が(1)軽いから(65.6%)を挙げて断然のトップです。発育盛りの子どもが重い教材を入れて背負うものだけに、軽さに対するニーズは強いものがあります。次いで、約3人に1人が(2)信頼できるので(34.4%)、3割が(3)価格が手ごろ(28.4%)などが挙がっています。
また、約2割は(4)仕上げがよいから(18.2%)、1割は(5)強い(11.6%)を挙げており、ランドセルの品質に対する要求は高いものがあります。
(6)キャラクター製品だったから(8.4%)を選択理由に挙げているのは、1割を切っていますが、男児では「アディダス」「プーマ」など、女児では「ハローキティ」「ミニー」「くまのプーさん」のキャラクターが挙がっています。
購入価格は、「2.5~3万円」(39.8%)をピークに「2~2.5万円未満」(18.6%)と「3~3.5万円」(15.0%)に広がる形となり、全体平均価格は25,400円です。
自己使用(24,700円) より贈答(27,100円)の方が 2,400円ほど高くなっています。昨年とは平均価格で 700円ほど低くなっていますが、ほとんど変化がありません。