小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「将来就かせたい職業」

2017年版 小学6年生の「将来就きたい職業」 男の子編

男の子は「スポーツ選手」~ものづくりにも関心、ゲームやロボット開発など
女の子は「教員」~人と向き合う仕事が人気、動物関係も

2017年6月27日株式会社クラレ

【男の子】編

制服系から“ものづくり系”へ

今年の春に発表した新小学1年生の調査と比較すると、10位以内で共通する職業は「スポーツ選手」「研究者」「医師」「大工・職人」の4種でした。

その他の顔ぶれは、1年生の「警察官」「運転士・運転手」「消防・レスキュー隊」などの制服系から、6年生では「ゲームクリエイター」「エンジニア」「建築家」などのものづくり系に変化。

「エンジニア」の内訳は、ロボット開発や自動車のエンジン設計などです。最近は、子供向けのプログラミング教室が増え、小学校におけるプログラミング教育の必修化も検討されています。子どもたちのものづくりへの関心は今後増々高まりそうです。

【男の子】2017年新小学1年生調査との比較(太字は共通する職業)
小学6年生 n=673 小学1年生 n=2,000
職業 職業
1 スポーツ選手 18.4 1 スポーツ選手 21.9
2 研究者 8.8 2 警察官 14.5
3 ゲームクリエイター 5.8 3 運転士・運転手 9.0
4 医師 5.3 4 消防・レスキュー隊 8.6
5 教員 4.8 5 TV・アニメキャラクター 5.7
6 エンジニア 4.3 6 研究者 3.5
7 建築家 3.7 7 ケーキ屋・パン屋 3.5
8 スポーツ関係 3.1 8 医師 3.2
9 公務員 3.0 9 大工・職人 3.0
10 大工・職人 2.7 10 パイロット 2.2
「野球」人気が上昇中

1位は昨年同様「スポーツ選手」となりました。その内訳を見ると、「野球選手」が昨年の21.9%から32.3%に大きくポイントを上げ、「サッカー選手」(37.1%)に迫る勢いです。プロ野球は昨年、過去最高の観客動員数を記録、4年に1度の世界大会もありました。さらに、「二刀流」や「神ってる」選手たちの活躍は、子どもたちの夢に大きな影響を与えたようです。

2016年秋に新しいプロリーグが誕生した「バスケットボール選手」も今年は3位に入っています。